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2010年版「原子力政策大綱」の縛りが原子力推進の性急な議論の根幹にありそうと懸念します http://www.asyura2.com/09/genpatu6/msg/475.html
/ 転載元:Like a rolling bean (new) 出来事録 by Rolling Beanhttp://ameblo.jp/garbanzo04/day-20100323.html 2010-03-23 日本では、『原子力政策大綱』なるものがおよそ5年おきに内閣府から発表されています。 内閣府 原子力委員会 原子力政策大綱 なお、この「政策大綱」などという仰々しい名称になったのはコイズミ内閣下の2005年で、それまでは『原子力長期計画』という名称でしたよね。 ここに説明があります。 http://www.gns.ne.jp/eng/cael/opinion/ron_245.htm あとは、やはり同じく内閣府原子力委員会からのリンクですが、以下のように、例外はあるものの、ほぼ5年間隔で更新されています。 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/tyoki/tyoki_back.htm ここで、ぱっと見で分かることは、この政策大綱・長期計画は、昭和31年=1956年が初回で、つまり、「原発の父」と言われた正力松太郎氏が初代科学技術庁長官となった年(※)から策定され続けているものです(その前年、正力氏は、第三次鳩山内閣で原子力委員長を務めています)。 (※)早稲田大学の有馬先生の著作、『原発・正力・CIA』の紹介ページに詳しい年表があります! http://www.shikagen.net/shikagen/shouriki/shouriki.htm 〜〜〜 こうした過去の事実だけを書いたところで、「それは思い込み」とか、「それらにとらわれず、鳩山内閣にしっかり意見を述べ、社民党も頑張って、特に総理と小沢環境大臣にタガをはめることから考えたい」という見方もあるのかもしれません。もちろん後者は必要です。 ただ、他の多くの利権以上に、原子力産業では、規定路線の順守が政権が変わってもなお厳しい縛りとしてあるらしいことは、20日に発売になった雑誌『WEDGE』の記事(2010年度をめどに政策大綱の改訂とする)からも垣間見えます。 なお、このWEDGEは、官僚や財界の意向を強く受けた内容(記事と広告)が頻繁に載せられることで知られた雑誌です。 記事からは、文字通り原子力の「火を絶やず」に盛り立て続け、産業の維持・拡大をさせることが絶対的な決定事項であるからして、内閣府がその責任において「政策大綱」として理論武装して発表せよ、いった業界からの強い働きかけがあることが見て取れます。 さらには、もう素人目にも確実に破綻の見え始めている原発について、なんとか正当性を示さなくてはならないという焦りも読み取れます。 WEDGE 2010年4月号(3月20日発売) http://wedge.ismedia.jp/articles/-/815 ■BUSINESS TOPICS.1要するに、脱原子力依存の可能性については考えず、「時間軸の見直し」により、原発を増やし、再処理とプルサーマルを進め、原子力産業を拡大するという規定路線を損なわないことが、産業界としての第一の目的であることが読み取れます。 そりゃ、自らの産業について縮小を考えないでしょう・・・、と言うのなら、そんな硬直した産業が、あれだけの危険性の高いシステムをこれからも拡充することを政策大綱としてねだることなど、もってのほかだと考えます。 ===
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