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原発:新興国新設計画 受注、劣勢日本 UAEは韓国、ベトナムはロシアへ (毎日新聞)
http://www.asyura2.com/09/genpatu6/msg/445.html
投稿者 ダイナモ 日時 2010 年 3 月 11 日 14:53:56: mY9T/8MdR98ug
 

http://mainichi.jp/select/biz/news/20100311ddm002020072000c.html

 <世の中ナビ NEWS NAVIGATOR 経済>

 地球温暖化対策や新興国のエネルギー需要急増を背景に、原発新設計画が世界的に増加し、受注競争が過熱している。日本企業は、アラブ首長国連邦(UAE)やベトナムが新設する原発の受注を狙っていたが、UAEの案件は、韓国がフランスや日本を退けて受注。ベトナムの第1期工事もロシアの受注が確実な情勢だ。劣勢の日本は巻き返しを図るべく、次の目標であるベトナムの第2期工事の受注獲得へ向け、官民一体の体制作りを模索している。


 ◇ライバル国はトップセールス 対抗するメーカー
 「原子力導入を目指す国を支援する」。8日、パリで開かれた原子力利用に関する国際会議で、フランスのサルコジ大統領は参加した新興国にこう呼びかけ、UAEでの敗退にめげず、新興国から受注獲得を目指す姿勢を鮮明にした。日本から参加した松下忠洋副経済産業相も国内メーカーや電力会社の高い技術力やノウハウをアピール。会議は、原発製造国の閣僚らのPR合戦の場となった。

 原発が脚光を浴びるのは、発電時にほとんど二酸化炭素を排出しない特性があるためで、1979年のスリーマイル島原発事故以来、原発新設を凍結してきた米国は今年2月、ジョージア州での原発2基の建設計画に83億ドル(約7500億円)の政府保証を付ける方針を表明、約30年ぶりの新設にかじを切った。増加する電力需要の受け皿としても注目されており、経産省によると、新規導入を計画する国は約20カ国に上っている。

 UAEやベトナムとの交渉では、自国産業振興の好機とみた韓国、ロシア、フランスとも首脳がトップセールスを繰り広げた。韓国の李明博大統領は関係者に電話や親書で攻勢をかけ、原発では異例と言える60年間の運転保証や破格の入札額を提示したという。ロシアのプーチン首相も昨年末、ロシアを訪問したベトナムのグエン・タン・ズン首相に潜水艦提供などの軍事協力を約束し、第1期工事の受注を取り付けたとみられている。

 「技術力とは関係のないところで受注先が決まる」(経産省幹部)現状に、政府は危機感を強めている。鳩山由紀夫首相は3日の参院予算委員会で「国を挙げてのトップセールスが十分でなかったと反省している。これからは頑張っていきたい」と表明した。

 日本経団連も約720兆円に上るアジアの社会基盤(インフラ)整備市場に参入するため、トップセールスが不可欠との提言をまとめた。鳩山首相はベトナム政府へ親書を送り、2期工事の受注実現を目指す方針だ。【柳原美砂子】


 ◇官民一体、急務 共同出資、新会社設立を検討
 日本の原発輸出の大きな課題が、建設から運転までのサービスを一体で提供する体制作りだ。

 韓国やロシア、フランスは国営電力会社が交渉の先頭に立っているのに対し、日本は日立製作所、三菱重工業、東芝の原発メーカー3社が主体となってきた。しかし、ノウハウのない新興国は設備の建設に加え、運転や保守、人材協力まで幅広いサービスを求めている。日本はこうした要望に応えられなかった。

 UAEでの受注失敗後、政府内外からは、原発売り込みに当たっては「電力会社が前面に立つべきだ」(経産省幹部)との声が高まった。しかし指名を受けた形の電力業界は「日本の原発運転の歴史は40年程度。韓国のような60年間の運転保証や破格の事業費はリスクが大き過ぎる。株主代表訴訟の恐れもある」(電力幹部)と不満を漏らす。

 日本のメーカー同士の競争も、オールジャパン体制構築の妨げとなっている。UAEの案件は、日立など日本勢を破って受注した韓国勢が、東芝傘下の米原発メーカー、ウェスチングハウスの技術支援を受ける。東芝は入札に参加しなかったが「うちは韓国と組んでいる」(関係者)と余裕を見せていた。

 一体感に欠ける現状を改善しようと、経産省は、国と電力会社などが共同出資し、“日の丸原発”を売り込む新会社の設立を検討している。しかし「どこまで有効か疑問。天下り先を増やすだけではないか」(電力業界)と冷ややかな指摘もある。【後藤逸郎、高橋昌紀、和田憲二】

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日本の原発メーカーは東芝、日立、三菱重工業の3社があるが、WHを買収した東芝が一人勝ちの様相。
 

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コメント
 
01. 2010年3月16日 20:32:38

日本の官民に、原発関連のリスクを回避する傾向が見られる。
核融合のITERについても、当時の自民党が、嬉々としてフランスに譲っている。

代わりにというべきか、イギリス、エジプトの風力発電を受注している。

反原発派は、循環型の普及や炭素系の再活用を意図したほうが早道かもしれない。

日本の環境政策は以下のような人脈の背景があり、特にNHKのがそれである。

CNN.co.jp:「空きペットボトル」製ボートが完成、環境問題訴え太平洋横断へ
http://www.cnn.co.jp/science/CNN201003100021.html


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