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1月9日6時13分配信 河北新報
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100109-00000009-khk-l04
経済産業省は8日、東北電力が女川原発3号機(宮城県女川町、石巻市)でのプルサーマル実施に向けて提出した原子炉設置変更を許可した。東北電力は、安全協定に基づく地元同意を得た上で、2015年度までの早い時期のプルサーマル実施を目指す。県と女川町、石巻市は住民の理解度を見極めながら、受け入れ可否判断の検討を本格化させる。
許可は、昨年11月に国内で初めてプルサーマルを実施した九州電力玄海原発(佐賀県)や、建設中の電源開発大間原発(青森県大間町)などに続き9原発10基目。
経産省原子力安全・保安院の寺坂信昭院長が同日、保安院で東北電力の梅田健夫副社長に許可文書を手渡した。東北電は2008年11月、原子炉等規制法に基づく許可を国に申請した。
計画では、原発の使用済み核燃料から取り出したプルトニウムをウランと混ぜた混合酸化物燃料(MOX燃料)を、3号機の燃料集合体560体のうち最大228体に使用する。保安院は09年6月に「安全性を確認した」と1次審査を終了。原子力安全、原子力両委員会は同年12月、計画を妥当とする2次審査結果をまとめた。
県と女川町は同月、専門家組織の検討結果を基に「安全性は確保される」との見解を表明。県民意見を今月27日まで募集し、2月にも安全性に関する最終的な見解をまとめる。見解を保留している石巻市も含め、地元自治体は各議会の議論なども踏まえて受け入れの可否を総合判断する。
東北電力の高橋宏明社長は「地域の理解を得ながら進めていくことが最も重要。発電所の安全・安定運転を続け、計画への理解を得られるよう説明を尽くしていく」との談話を出した。
国内で、プルサーマル実施に地元同意を得ている原発は8基ある。