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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091222t61031.htm
福島知事の判断焦点 プルサーマル凍結棚上げ
福島県議会が原子力行政をめぐる新しい意見書を可決したことで、同県議会が2002年以降、保ち続けてきたプルサーマル凍結の姿勢は事実上、白紙に戻った。議会は、プルサーマルはまず知事が判断するべき問題だとしており、佐藤雄平知事の決断が注目される。
議会は02年10月、東京電力の原発トラブル隠しを受け、国にエネルギー政策全般の見直しを求める意見書を可決。県内でのプルサーマル実施を認めない方針を明記した。
しかし、今回の意見書には「原子力安全・保安院の経産省からの分離」の一点だけを盛り込み、プルサーマルについては「安全・安心を最優先に対応することが原則」と確認するにとどめた。最大会派の自民と、民主・社民などでつくる第2会派の県民連合は、02年の意見書は棚上げされたとの見解で一致している。
一方、議会はプルサーマルの是非は「知事の判断後にあらためて議論する」として、議会の意見を集約しなかった。火中のクリを拾う役は知事に押し付けた格好だ。
意見書という議会の縛りがなくなり、逆に知事はこれまで以上に判断を迫られる立場となった。来秋には知事選が予定されており、判断時期に影響を与える可能性もある。
福島県は1998年、国内で初めてプルサーマルを事前了解したが、国や事業者の不祥事などで計画は凍結されてきた。県と議会が強く求める原子力安全・保安院の分離はまだ実現せず、プルサーマルで使用された後のMOX(混合酸化物)燃料の行き先も決まっていない。長年の凍結を意味あるものにするためにも、知事と議会には中身の濃い議論と慎重な判断と、国のエネルギー政策に対する積極的な提言が求められる。(解説=福島総局・中島剛)
2009年12月22日火曜日
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●経産省からの保安院の分離とプルサーマル推進は全く別の問題である【2】(佐藤栄佐久ブログ)
http://www.asyura2.com/09/senkyo74/msg/722.html
投稿者 クマのプーさん 日時 2009 年 11 月 12 日