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六ケ所村の核燃再処理工場:直下に活断層の可能性 国と議論すれ違い /青森
12月17日11時0分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091217-00000018-mailo-l02
◇見解示さず
六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場に関する近藤正道参院議員(社民)のヒアリングが16日、東京都千代田区の参議院議員会館であった。施設直下に活断層がある可能性を指摘している東洋大の渡辺満久教授(変動地形学)がこれまでの研究内容を報告。出席者は、再処理工場の耐震安全性などについて議論している国の審議会で取り上げるかどうかの見解を求めたが、国側は「個別ではなく全体の中で議論している」と言うのみで、すれ違いに終わった。
ヒアリングには渡辺教授のほか、経済産業省原子力安全・保安院と内閣府原子力安全委員会事務局の担当者も出席した。渡辺教授は「変動地形の今までの研究では何の問題もなく認められてきたものが、原子力の世界では慎重に扱われる。大変結構だが、否定の方向にいくのは違和感がある」と述べた。
出席者からは、活断層に関する「新説」について国側の見解をただす質問が相次いだ。渡辺教授の説について国側は、「一定のコンセンサスが得られれば、委員の方から指摘があるものと考えている」(保安院)と繰り返すだけだった。また尻屋崎沖合の海底活断層の可能性を指摘した千葉大大学院の宮内崇裕教授(変動地形学)の説については、「六ケ所周辺の地質構造の中でいろいろ議論されてくるものだと思う」(安全委員会)と述べるにとどまった。
終了後、近藤議員は「この議論に何度も付き合っているが、こちらが一方的にしゃべって、国側は最小限度のことしか言わない。説明責任を果たしてもらわないと困る」と話していた。
【後藤豪】
12月17日朝刊