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六ケ所村の核燃再処理工場:工場近くに断層発見 地震時、壊滅的打撃も /青森
11月8日16時1分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091108-00000126-mailo-l02
◇ウラン濃縮工場はエリア内−−渡辺教授「施設を動かすべき」
六ケ所村の日本原燃核燃料サイクル施設の直下を走る活断層を裏付ける新たな証拠を見つけた東洋大の渡辺満久教授(変動地形学)は、大地震時に施設建物の基盤そのものがずれ、耐震補強をしても建物への壊滅的打撃は避けられないとし、「本来は施設を動かした方がいい」と指摘している。
【後藤豪】
渡辺教授によると、新たに地層が見つかったのは、同村尾鮫の国道338号脇と、南にある村役場の北西側の計2カ所。露出した地層は東の沿岸に向かって傾斜し、村役場近くの地層には地震時に見られる液状化跡もあった。
地層は10万〜13万年前のものだった。ウラン濃縮工場は、活断層で地層が傾く「撓曲(とうきょく)」のエリア内にあり、再処理工場も極めて近い位置にあるという。
渡辺教授は昨年5月、広島工業大の中田高教授(地形学)らとの共同調査で、逆断層が動いた場合に地表にできる特異な傾動(長さ15キロ、幅1キロ)が使用済み核燃料再処理工場のすぐ東側を南北に走っているのを確認。「六ケ所断層」と命名した。
この断層が太平洋の沿岸を南北に走る「大陸棚外縁断層」と関連していれば、マグニチュード8クラスの大地震が起きる恐れがあるとしている。
国道338号脇の地層の写真や学会の発表資料を見た弘前大教育学部の小岩直人准教授(地形学)は「12万〜13万年前の海成段丘面を作る地層やそれを覆う火山灰が傾き、その上に新しい地層がかぶさっているのが読み取れる。海成段丘面が急傾斜しているところにこのような地層が見られるということは、撓曲の存在を考えた方がいい」と指摘している。
原燃は「国の審議会で耐震性は確保されていると結論付けられている。私どもの主張には自信を持っている」としている。
11月8日朝刊