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http://www.daily-tohoku.co.jp/tiiki_tokuho/kakunen/news/news2009/kn091021a.htm
英からの返還ガラス固化体12月以降六ケ所へ
(2009/10/21)
電気事業連合会と日本原燃は20日、英国に使用済み核燃料の再処理を委託したのに伴って発生したガラス固化体(高レベル放射性廃棄物)について、12月以降に同国からの返還が始まることを明らかにした。既に返還を終えているフランス製の固化体と同様、六ケ所村の施設で30〜50年間にわたって一時貯蔵する。だが、その後に搬出する先の最終処分地は決まっていない。
12月から2010年3月の間に、東京、関西、四国、九州の各電力が委託した分の固化体28本が海路で同村に運ばれる。具体的な輸送時期は調整中。
英国とは1978年に電力各社が再処理の委託契約を結んだ。01年までに日本からの核燃料の輸送を終えたが、現在も全量の再処理を終えていないという。再処理に伴い約850本の固化体が発生する見通しで約10年かけて運び終える計画。
フランスへの再処理委託で発生した1310本の固化体は95年から07年にかけて返還され、原燃が同村で一時貯蔵している。貯蔵量が満杯に近づいているため原燃は施設を増設中で10年10月に完成予定。貯蔵能力は計2880本になり、両国から返還される計約2160本に対応できる。
固化体は、再処理で核燃料からプルトニウムとウランを取り出した後に残る廃液をガラスで固めたもので、放射能レベルが極めて高い。高さ約1・3メートルのステンレス容器に詰められている。
同村の再処理工場でも製造されるが、07年11月に始まった製造試験が難航を極め、工場は本格稼働に移行できずにいる。