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1980年人類絶滅寸前の事故があった − ラ・アーグ再処理工場事故 その3
http://www.asyura2.com/09/genpatu6/msg/284.html
投稿者 JPLAW 日時 2009 年 10 月 21 日 21:27:05: 8Qw.LQgdpBEaI

(回答先: 1980年人類絶滅寸前の事故があった − ラ・アーグ再処理工場事故 その2 投稿者 JPLAW 日時 2009 年 10 月 20 日 23:30:19)

1980年人類絶滅寸前の事故があった − ラ・アーグ再処理工場事故 その3
続きです。

シェルブールの停電事件
 しかしわれわれは、まだ生きている。読者は健在だ。
 この工場火災は、危機一髪のところで大惨事を免れたのである。
 不幸中の幸い、というべきことが三つあった。第一に、この工場から二十キロという近い距離にフランス軍の兵器庫があり、偶然にも、そこに緊急発電装置があった。これを自動車に積み込んで工場まで運び、息せいて配線し終えたとき、まだ悪夢は起こっていなかったのである。それから一時間後には、廃液タンクの冷却が再びはじまり、沸騰していた溶液を辛うじてもとのように静まらせることができたのである。偶然の発電機の存在による幸運があった。
 第二に、この四月十五日は、春の季節を迎えていた。名画『シェルプールの雨傘』のもの悲しいラスト・シーンをご記億の方は、このノルマンディー地方が冬には深い雪に覆われ、かじけるような寒さに見舞われることに思い当たるだろう。実際、二月でもあれば、人びとは冬着に身を包み、自動車で町を往還する。その自動車が山あいの道を楽に走れるようになるのは、ようやく雪が消え、春を迎えた四月のことである。この火災が二月の厳冬期に起こっていたなら、トラックが山間の雪道を走りぬいて兵器庫から発電機を運び込むのに、どれほど手間どったか……あるいは、到着しなかったのではないか、と報じられている。春四月の幸運だった。
 第三に、停電が起こったのは、午前八時三十分ごろだった。プルトニウムを処理する作業がちょうど準備中で、いよいよこれから危険な作業をはじめようという矢先の出来事だったのである。プルトニウムの処理がスタートしていれば、この原爆材料はコンピューターで厳密にコントロールされ、細心の注意を払って“核爆発”を起こさない状態に保たれていなければならない。コンピューター、それは電子計算機とも呼ばれるものだ。
 工場が停電に陥ったとき、この電動式の機械は完全に停止していた。あと十分後に予定されていたプルトニウム処理がはじまっていれば、かなり高い確率をもって核爆発が起こっていたと推定されている。兵器庫から緊急発電機が運び込まれ、プルトニウム処理の安全装置に電気が流れはじめたのは、ようやく三時間後のことだ。用意されていた当日のプルトニウムの処理量は三十キログラムに達していたが、それは、長崎に投下された原爆をはるかにしのぐ量である。原爆一個つくるには、四キログラムあれば充分だという。この三十キロが爆発していれば、工場すべてが吹っ飛んでいたであろう。
 運転開始直前の時刻による幸運だった。
≪続く≫
「東京に原発を!」 P208〜より
著者:広瀬隆

 しかし,われわれは2009年の今も,まだ生きている。
 それは単なる偶然だ。
 われわれの住む国では六ヶ所村再処理工場での実験が続けられている。
 

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コメント
 
01. 2011年7月07日 17:44:38: abZkk4CLbU
「偶然在った」なんて、創作臭いけどなぁ。くどくどアポロジャイズしとる場合はたいがい真っ赤な大嘘と考えるべきである。配電盤破壊してるのにどうやって短時間で配線を行ったのだ?トラックでの積み下ろし、若しくは発電車としても発電力足りるのか?

02. 2012年4月15日 19:53:22 : El4BkJYK8c
この「シェルブールの停電」って、創作でしょ。真実であるという根拠が皆無。

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