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http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20090919ddlk22040246000c.html
◇耐震安全性の甘さ指摘
御前崎市の中部電力浜岡原発近くの住民らが1〜4号機の運転差し止めを求めた訴訟の控訴審第6回口頭弁論が18日、東京高裁(富越和厚裁判長)であった。中央防災会議専門委員を務めた石橋克彦・神戸大名誉教授(地震学)が住民側の証人として出廷し、中電が想定する東海地震の規模について「より大きい超巨大地震も起こりうる」と話し、同原発の設計の甘さを指摘した。
石橋氏は1審でも原告側の証人を務めた。石橋氏は、同原発の周辺で東海地震より大きな地震が1000年に1度起きているとの研究成果を説明。「より大きい地震のモデルを考え、(安全設計上の)基準地震動を設定すべきだ」と訴えた。
また、8月11日に発生した駿河湾を震源とする地震で5号機の揺れが特に激しかった点に言及。「未知の要因がある。説得力を持った説明がない限り、耐震安全性の判断は下せない」と強調した。
住民側は、この地震による中電の追加の地下調査などを審理に反映させるため、高裁に対し、来年2月に定められた結審予定を変えるよう求めた。
一方、中電側は準備書面を提出し、「基準地震動の策定は信頼性の高いモデルを用いており、住民側の主張は当たらない」などと反論した。【竹地広憲】