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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090816-00000043-san-soci
浜岡原発 再開めど立たず 電力供給に懸念も
8月16日7時56分配信 産経新聞
11日に発生した地震の影響で運転を停止した中部電力の浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)4、5号機の安全確認作業が長引き、再開のめどが立っていないことが15日分かった。1、2号機は運転を終えて停止しているほか、3号機も定期点検に入っており、同電力ではすべての原発が運転を停止している。夏休みが終わる週明けには企業の工場が操業を再開して電力需要が伸びると予想されており、トヨタ自動車をはじめとする中部地域への電力供給に懸念が生じている。
浜岡原発には5基の発電設備があり、1、2号機は老朽化で今年1月に営業運転を終了し、廃炉に向けた準備を進めている。稼働中の3基のうち、3号機は6月14日から約3カ月間の定期点検中。気体廃棄物処理系装置のトラブルを起こした4、5号機は7月に運転を再開したが、今回の地震で再び運転停止に追い込まれた。
4、5号機の運転再開時期について、中部電力では「今回のような震度6弱の地震の影響を受けるのは初めてであり、現時点で再開時期は見当がつかない」と話している。3〜5号機の発電出力は合計361・7万キロワットと、同社の全発電出力の11・1%を占める。
17日からは夏休みを終えた自動車メーカーなどが一斉に操業を再開する。これに加えて猛暑が到来した場合には冷房需要がピークを迎え、原発がすべて停止した状態では電力供給が逼迫(ひっぱく)する事態もあり得るという。
このため、同社では停止している火力発電所の運転再開に向けて準備しているほか、他社からの電力調達も含めて「安定供給のための対策を講じる」(広報担当者)としているが、気温の上昇によっては綱渡りの電力供給を強いられることになりそうだ。