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プルサーマル計画:東電、議論再開を要望 県・県議会「安全優先」で慎重姿勢 /福島【毎日JP】
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20090620ddlk07040172000c.html
東京電力は19日、福島第1原発1〜4と6号機(大熊、双葉町)の耐震評価が「主要な設備の安全性が確保されている」とする中間報告を国に提出した。これを受け、皷(つづみ)紀男副社長らが県庁を訪れ、これで福島第1、第2原発全10機の中間報告で安全性確保が証明されたとして、県と県議会にプルサーマル計画導入の是非について議論の再開を要望した。02年に発覚したトラブル隠しで凍結されて以降、初めて要望した。県と県議会は「県民の安全・安心が最優先」と慎重な姿勢を崩さなかった。
皷副社長は、内堀雅雄副知事を訪問。中間報告や電気事業連合会がプルサーマル計画の目標達成時期を5年延長したことを説明した。内堀副知事は「今日は考えを聞きおかせていただいて、知事に伝える。県民の安全・安心を最優先に対応する基本スタンスを続けたい。再発防止に努め、耐震化をきっちりしていただくことが重要だ」と述べた。
皷副社長は県議会の佐藤憲保議長にも要望。会談終了後、佐藤議長は報道陣に、各会派から同計画についての意見集約をしていることを挙げ、「議会全体の議論の推移を見守りながら、慎重に対応したい」と話した。
東電は、原発の耐震設計審査指針改定(06年9月)に伴い、耐震性を再評価している。さらに、原子力安全・保安院が新潟県中越沖地震(07年7月)の被害を踏まえた再検討を求めたため、最終報告提出のめどは立っていない。【松本惇】