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http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090604AT2G0400104062009.html
プルサーマル計画見直し検討、目標達成困難に 電事連
2010年度までに原子力発電所16〜18基で使用済み燃料を再利用するという「プルサーマル発電計画」について、電気事業連合会は4日までに計画を見直す検討を始め、電力各社に指示した。同計画は不祥事などで延期が続き、5月に海外から燃料を輸送し再開に向けて約10年ぶりに動き出したが、目標達成は困難とみられていた。達成時期の延期などを検討する。
プルサーマルは使用済み燃料からプルトニウムを取り出しウランと混ぜて原発で再利用する。ウラン資源の節約に有効とされ、日本の原子力政策の柱。東京電力などが1999年と01年に燃料を海外から輸送したが燃料検査記録の不正などで計画を延期していた。
5月に九州電力など3社が燃料を輸送し11月にも国内で初のプルサーマル発電が始まる見通し。ただ燃料加工工場の完成が遅れているほか、地元から実施の了解を得た原発も8基にとどまるなど、16〜18基の目標達成は難しかった。(04日 21:43)