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(回答先: MOXが玄海原発に到着、初のプルサーマル11月実施へ【読売】 投稿者 ワヤクチャ 日時 2009 年 5 月 23 日 11:47:52)
MOX、玄海原発に搬入 11月にも国内初のプルサーマル実施【西日本新聞】
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/97552
2009年5月23日 19:42 カテゴリー:経済 九州・山口 > 佐賀
九州電力(福岡市)が11月に玄海原子力発電所3号機(佐賀県玄海町、出力118万キロワット)で国内で初めて実施するプルサーマル用のプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を積んだ輸送船が23日、同原発内の専用岸壁に到着した。
MOX燃料が九州に陸揚げされたのは初めて。
九電がプルサーマル実施方針を決めて5年。
原発の使用済み燃料を再利用する「核燃料サイクル」がいよいよ九州でも動き始める。
輸送船は3月初めにフランス・シェルブール港を出港した「パシフィック・ヘロン」。
同船は18日、最初の寄港地である静岡県御前崎市の港で九電と共同輸送した中部電力用のMOX燃料を陸揚げし、2カ所目の玄海原発に向かっていた。
23日は午前6時半すぎに接岸。
船内で九電が検査後、16体の燃料を収納しているとみられる輸送容器2基をクレーンで港に降ろし、トレーラーで3号機内に運んだ。
原発周辺ではプルサーマルに反対する市民約100人が抗議活動をしたが、大きな混乱はなかった。
作業が終了した同日午後、九電は段上守・原子力発電本部長が「積極的な情報公開に努め、地元の理解を得ながらプルサーマル計画を着実に進めていきたい」とのコメントを発表。
佐賀県の古川康知事は「原子力政策は国が厳正に規制監督するのが大前提。
九電にも安全管理するように要請を続ける」と語った。
MOX燃料は今後、国の検査を受け、合格すれば九電が定期検査中の9月下旬―10月上旬に原子炉に装荷(装てん)。
10月下旬に試験運転を始め、11月中旬に通常運転に入り、国内第1号のプルサーマルが始まる。
輸送船は同日夕、最後の寄港地である愛媛県伊方町の四国電力の伊方原発に向かい、出港した。
× ×
▼MOX燃料
日本の原子力発電所が採用している軽水炉で使用する燃料は、燃えやすい(核分裂しやすい)ウラン235の割合を3‐5%に濃縮したウラン燃料。
このウラン235の代わりに使用済み燃料を再処理して取り出したプルトニウムを混ぜたものがMOX燃料。
海外で使用済み燃料を再処理している現状では、ウラン燃料に比べて調達費が「2倍以上」(九電幹部)とコストがかかる。
だが世界的な原発増設の影響で将来はウラン価格が値上がりするとみられている。
日本は資源が少ないだけに、政府は「ウラン節約につながる」として推進している。
原子炉内で核分裂をコントロールする制御棒が利きにくくなるなど安全性への懸念を指摘する声もある。
国内では九電や中部電力などで全原発の3分の1に当たる16‐18基での導入を計画。
海外ではドイツやフランスなど57基の原発で使用実績がある。
=2009/05/23 西日本新聞=