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http://www.nhk.or.jp/news/t10015155721000.html
“安全への意識 不十分”
4月3日 0時14分
相次ぐトラブルで試運転の延期が続いている青森県六ヶ所村の使用済み核燃料の再処理工場について、国が先月行った保安検査で、安全を最優先に考えて判断していないケースや設備への理解が足りないケースなどが見つかり、安全への意識が不十分な実態が浮き彫りになりました。
青森県六ヶ所村の使用済み核燃料の再処理工場で3年前に始まった試運転は、当初、およそ1年半で終わる予定でしたが、トラブルや不具合が相次ぎ、事業者の日本原燃は終了時期をことし8月まで延期しています。この問題が2日に開かれた再処理工場の運営状況をチェックする経済産業省の検討会で取り上げられ、はじめに日本原燃の峰松昭義副社長が「たいへん、ご心配をおかけしたことを深くおわび申し上げます」と陳謝しました。このあと原子力安全・保安院が、先月行った保安検査の結果を報告し、保安規定に違反するケースが5件見つかったとしたうえで、安全を最優先に考えて判断していないことや、設備への理解が足りないことなどを指摘し、安全への意識が不十分な実態が浮き彫りになりました。出席した委員からは「厳しいスケジュールが現場のプレッシャーになっているのではないか」とか「作業を始める前に問題が起こる可能性を検討していないのではないか」などという意見が相次ぎ、検討会では、今後、日本原燃がつくる再発防止策を厳しくチェックしていくことにしています。