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株式日記と経済展望
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K-POPは米ビルボードチャートの上位に入っている曲のモノマネじゃないか」と
批判する人たちもいますが、日本人に技術のある人はあまり多くありません。
2013年1月30日 水曜日
◆韓国の悪いところを指摘するよりも日本は音楽開国しアジア音楽共同体を作るべき 1月29日 Taku Takahashi氏(m-flo)インタビュー
http://diamond.jp/articles/-/31200
――海外展開では韓国勢が先行しています。
?韓国が世界に打って出たことには、内需だけではやっていけないという背景があったからです。日本の現状は、韓国の20年前と非常に似てきています。あの当時、彼らも何か悪いことがあったら、さまざまな物を日本のせいにし、ネガティブキャンペーンなどをしていました。ただ、そこで終わらず、そこから、内需から外需へシフトしていきました。当時も今も韓国でのプラチナムヒット(その国で最大の売り上げを記録した)曲の枚数は日本よりもはるかに少ない。
?日本にいても、韓国のPOP音楽(K-POP)とのサウンドの差を痛感する場面によく遭遇します。フェス(野外コンサート)などでも最近では韓国アイドル目当てのお客さんのほうが目立っていたり、最悪の場合フェスが終わってなくても、そのアイドルの演奏が終わったら、お客さんが帰ってしまう現状も目の当たりにしたことがあります。韓国のアイドルたちは歌がうまいし、ダンスも上手。アーティストでは無くてアイドルですよ?こういう指摘をすると、「(K-POPは)米ビルボードチャートの上位に入っている曲のモノマネじゃないか」と批判する人たちもいますが、日本人にビルボードの音真似ができるほど技術のある人はあまり多くありません。
――K-POPというと、アイドル以外にPSY(サイ)も世界で爆発的なヒットを記録している。
?正直、PSYの人気は幸運もあったと思います。ただ、このラッキーは海外で売るという意識がないと生まれません。
?韓国は「海外に出るしかないよね」と追い詰められた分、外需拡大を徹底して取り組んできました。まずは日本向けに音楽をローカライズ(現地化)したのですが、その最初が女性シンガーのBOAさんの頃から始まったんだと思います。また、韓国アイドルには帰国子女が多く、アメリカの音楽が好きな人達が、それを消化した作品をどんどん海外に発信している。しかも、日本だけじゃなく、他のアジアにも進出しないといけないと考えています。日本人アーティストがアジアへのローカライゼーション(現地化)を意識しているのは今のところ、ほとんど見たことがありません。
?PSYという幸運は、常に世界市場を狙っているという背景があったからこそ生まれたものと分析しています。「面白いおっちゃん」が踊ってるだけではなく、海外のポップスリスナーが身近に感じるビートが使われている。ビューワ数を操作したなどの色々な話をお聞きしますし、その真相は僕にもわかりません。仮にそうだと推測したとしても、あそこまでのバズ(大ヒット)を作るには、海外で成功しようとする戦略が無ければ絶対に起こりえません。
?日本の歌手でいうと、きゃりーぱみゅぱゅさんが世界で人気が高まっていて、僕も作品としても面白いと思っていますが、PSYと比べると数字の桁が違います。彼女の場合は、プロデューサーの中田ヤスタカくんが洋楽好きで、海外のダンス音楽の趣向と、日本的な和なメロディーを載せる方法を作り上げ、それが日本でヒットした。そして、きゃりーさんの独特なファッション性が海外でウケたもの。海外をビジネスとして戦略的に最初から意識していたというよりは、ベルギーやフィンランドに好きな人がいてくれた。アーティストとしては嬉しいことですが、業界的にはそれだけではまずい。音楽業界がそれらの国で当たっている理由を真剣に研究しているとは思えません。本来、さらなる突破口を見つけていかないといけないんです。
――歌手の育て方は違うのか。
?まず、育成期間が日本に比べて圧倒的に長いです。社会問題にもなりましたが、(歌手の卵を)合宿所に育成費をかけて、借金からスタートしている。しかもスポ根マンガのような厳しい合宿。僕もこれには異論はありますが、それが技術の向上を結果として出している。日本では、育成はそこそこしか時間をかけず、すぐデビューさせ、売れなかったら「はい、おしまい」というパターンが多い。
?韓国の歌手から聞いた話ですが、合宿の間、携帯を取り上げられて、毎朝、校庭を走らされて、歌のトレーニング、ダンスのトレーニングをする。そして、ルールが1つだけあります。「絶対泣いちゃいけない」。だから、みんなシャワーのなかで泣くらしいんです。日本の育成にそういうのは聞いたことがありません。(中略)
――確かにCDが落ち込むなか、業界はコンサートなど興行にシフトしている。
?今更という感じもありますが、確かに興行はすごく大事なことです。しかし、人を集めるのは非常に難しい。簡単に「ライブすれば大丈夫だ!」というわけにはいかないんです。そもそも国内では高齢化が加速しており、ライブに行く人口は小さくなっていきます。そうなるとマーケットを広げるしかないんです。そしてスポンサーも、より重要になってきています。
?ほとんどの日本の音楽家は日本だけを回っていますが、中国や韓国、ベトナムなど、さまざまな国に回れる環境をつくっていかないといけません。すでに他のアジアのアーティスト同士はそういったツアーを行っていて、日本だけが、かやの外状態になりつつあります。同時に、音楽家に日本に来てもらえるように「音楽開国」していかないと、将来さらに辛くなっていくでしょう。
(私のコメント)
日本のテレビ放送から音楽番組がほとんど消えてしまって、あったとしても1時間に5曲ぐらいしかやらないのでは音楽番組とは言えない。不思議な事に演歌系の歌番組はNHKでも民放でもあるのにPOPS系の歌番組は全く活気が無い。昔と変わらないのは紅白ぐらいで知らない歌手も一杯いた。私は音楽評論家でも業界に詳しいわけでも無いが、どうしてこうなってしまったのだろうか?
何度か書きましたが、日本のPOPS系の音楽はジャニーズとAKBとバーニングに仕切られてしまって、新人がテレビに出られなくなってしまった。音楽業界でもCDが売れなくなって新人を売り出せないせいもあるのでしょうが、街から音楽が消えてしまったのはどうしてなのだろうか? 以前なら何処でもBGMとしてヒットソングが流れていたが、今ではツタヤのレンタルショップぐらいだ。
BGMを流すだけでも、ジャスラックが著作権料を請求するからだろうか? ラジオでもおしゃべりばかりでヒット曲が流れない。もちろん有線放送などなら流せますが、有線放送自体が有料だからだ。テレビもラジオもこのような状況なので私はスカパーに加入して音楽放送を聴いていますが、スカパーの料金も決して安くは無い。お徳用のセットでも一月に4000円近くもかかる。
JASRACが日本の音楽産業をダメにしているとも言えますが、ネット上では違法ダウンロードが横行してCDが売れなくなっている。録画用のDVDやHDDにも課金しようとするなど何が何でもカネにしようとする為に街から音楽が消えてしまった。だから今どんな曲が流行っているのかもわからなくなってしまった。音楽が聞きたかったら金を払えと言う事なのでしょうが、不景気だと経費節減で音楽使用料もケチられる。
CDが売れなくなったのがダウンロード販売に変わったからと言うのでもなく、音楽そのものの売り上げが落ちている。JASRACがなかった頃は街にはヒット曲が溢れていた。いずれはユーチューブやニコニコ動画にも包括的使用料をかけるのでしょうが、JASRACはまさに音楽取り締り法のようなものだ。
音楽は書いて字のとおりに聞いて楽しむものであり、金儲けの手段ではないはずだ。もちろん歌手や音楽業界や作曲家などの利益を確保する事は否定はしませんが、レコードやCDが売れなくなり音楽を聴くこと自身にカネを取るようになった。まさに音楽のデフレスパイラルが起きてしまって、歌手も育たないし作曲家も仕事が減ってしまった。
日本や欧米ではこのように著作権が厳しくなり、音楽業界では一部の大スターを除いて新人が育ちにくくなってしまった。それに対して韓国では国策としてK−POPを育てている。スカパーなどのK−POP番組では1時間半あまりの番組でも20曲以上の歌手やグループが出て歌っている。さらには毎週のように新人がデビューしているから、常時100組以上のK−POPグループが活動している事になる。
韓国ではコンサートでもビデオやレコーダーで取り放題であり、著作権もあって無いようなものだろう。100組以上のグループが年に何曲も新曲を出すから、作曲される数も相当なものであり、日本とは比べようが無い。韓国の業界紙によれば、一般のサラリーマンよりも高収入を得ているのは5組ぐらいであり、ほとんどのK−POPアーティストはアルバイトをしながら生活しているようだ。
韓国や中国やその他のアジアでは著作権はあって無いようなものであり、CDもDVDも海賊盤だらけだ。韓国ではKーPOPは輸出商品であり。KARAや少女時代のように日本で売れれば初めてプロダクションも歌手も利益が出る。だから去年から一昨年にかけてK−POPグループの日本でビューラッシュが続きましたが、日本の音楽業界も音を上げてK−POPにストップをかけているようだ。
K−POPもアメリカやヨーロッパで売れればいいのでしょうが、売れたのはPSYの一曲だけでコミックソングみたいな曲だった。だからK−POP歌手が生活していけるかどうかは日本で売れるかどうかにかかっている。しかしジャニーズやAKBにファン層が被るから最近ではテレビに出にくくなっているようだ。紅白からもK−POPは選ばれなくなったのは、竹島問題よりも国内業界の圧力だろう。
Taku Takahashiによれば、「日本にいても、韓国のPOP音楽(K-POP)とのサウンドの差を痛感する場面によく遭遇します。フェス(野外コンサート)などでも最近では韓国アイドル目当てのお客さんのほうが目立っていたり、最悪の場合フェスが終わってなくても、そのアイドルの演奏が終わったら、お客さんが帰ってしまう現状も目の当たりにしたことがあります。韓国のアイドルたちは歌がうまいし、ダンスも上手。」と評していますが、確かにそのとおりだ。
日本のPOPSも、すっかり停滞した雰囲気があったところに、K−POPが殴り込みをかけてきたから勢いに差を感じるのは当然だろう。確かにK−POPと言っても玉石混合であり、K−POPの歌手や曲の大量生産は粗造乱造気味でKARAや少女時代でもCDの売り上げは半分から十分の一にまで落ちている。同じような曲に同じようなスタイルでは直ぐに飽きられるだろう。
Taku Takahashiの話では、「まず、育成期間が日本に比べて圧倒的に長いです。社会問題にもなりましたが、(歌手の卵を)合宿所に育成費をかけて、借金からスタートしている。しかもスポ根マンガのような厳しい合宿。僕もこれには異論はありますが、それが技術の向上を結果として出している。」と言う事ですが、厳しい韓国の社会状況が反映されている。
このような厳しい状況が、韓国人の反日感情のベースになっているのでしょうが、K−POPの歌手達は一生懸命に日本語を覚えて日本語で歌を歌っている。昨日のスカパーの番組を見ていたら韓国の歌番組で司会のシークレットが日本語で挨拶していた。以前なら日本語はタブーだったのに、KARAもソウルのコンサートでは日本語の歌を歌っていた。少なくとも韓国の若い世代では反日意識は薄れてきているようだ。
彼らは日本でのKARAや少女時代の活躍を知っているし、日本でのコンサートの様子もネットで伝えられている。韓国の学校で教えている日本人像が歪んでいる事に気がついているのだろう。K−POPの歌手達も日本での活躍で日本人が親切で優しい事を言っているから、K−POP世代では日本に対する感情が変わってきている。もし反日意識があるのなら日本語で歌を歌うKARAや少女時代は袋叩きにされたはずだ。
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