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株式日記と経済展望
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宇多田ヒカルの休業宣言は、レコード業界からのプレッシャーに対する答え
なのだろう。音楽業界が不況なのではなく、レコード会社が不況なのです!
2011年1月16日
横浜アリーナにおける最後のライブ (NHKの番組より)
◆「億単位の損害も!?」宇多田ヒカル、中島美嘉......Jポップ界から「歌姫」が消える裏事情 2010年10月23日 日刊サイゾー
http://news.livedoor.com/article/detail/5091184/
今年に入ってから、Jポップ界を代表する「歌姫」の活動休止が相次いでいる。
10月21日、中島美嘉が持病の耳管開放症が「納得できる歌が歌えないほど悪化した」として活動休止を発表し、音楽業界に衝撃が走った。
デビュー10周年を記念して、今月30〜31日に大阪城ホール、11月5〜6日に日本武道館で行われる予定だったライヴも中止が決定。あるレコード会社関係者によれば、「会場のキャンセル費、チケットの払い戻しも含め、現段階で億単位の損害が予想される」という。
ベテランの大黒摩季も、11月から子宮疾患の治療に専念するため、歌手活動の休止を決めた。大黒は自身のファンクラブサイトで、体外受精を行っていたこと、ハードワークがたたり流産を繰り返していたことを明かしている。
このように、女性シンガーが持病の悪化から活動休止に追い込まれるケースが増えている背景を、ある音楽プロダクション関係者はこう分析する。
「CDが売れない今、幅広いリスナーに支持され、固定ファンを抱える女性シンガーはまさに音楽業界の"ドル箱"。それゆえスケジュールは過密になり、売り上げへのプレッシャーも大きくなっています。心身ともに疲れ果て、多くの女性シンガーが生理不順など体調不良を訴えていますが、1年以上先までのリリーススケジュールが決まっていれば、休みたくても休めないんです」
アーティスト志向の高まりから、大して得意でもない作詞を求められたり、年に一度の全国ツアーが当たり前になったり――「男の体力でも耐えきれない」ほどのハードワークが常態化しているというのだ。
病気療養でなければ、大塚愛のように結婚・妊娠を発表するなど、やむにやまれぬ理由によってしか休養を取ることができない。そんな中で、8月には宇多田ヒカルが、「人間活動に専念する」という不可解な理由で無期限の活動休止を宣言したが、彼女のハードワークとプレッシャーを考えれば、単純に「休みたい」とは言えない苦悩が伝わってくる。
前出のプロダクション関係者によれば、「西野カナ、JUJUなど、携帯ダウンロードをきっかけにヒットを飛ばした新たな歌姫たちにも、過労による体調不安説がささやかれている」という。女性シンガーに「活動休止予備軍」にあふれている現状。このままの状況が続けば、日本から歌姫が消える日が来るかもしれない。
(文=村西里志)
◆音楽業界が不況と言われるが、本当でしょうか? 2008年5月18日 らんまる
http://ameblo.jp/blog-ranmaru/entry-10097945401.html
レコード業界は確かに不況です
10年前に5878億円あった売上が、この10年間で3271億円にまで下がってきているのですから。
しかし、10年前にはなかった「着うた」という音楽配信売上が、昨年は750億円以上ありました。
先日、日本音楽著作権協会が昨年度の著作権徴収料が過去最高の1156億円に達したという発表がありました。
10年前の著作権徴収料が984億円でしたから、この10年間で200億円弱増えたことになります。
CDの売上減少とは対照的に、日本音楽著作権協会の収入が増えいている。つまりCD販売以外からの徴収が増えているということになります。
それは、この10年間に音楽DVDや携帯電話への音楽配信等新しいメディアからの徴収額が増えたからです。
つまり、「消費者のCDに対するニーズは減ったが、音楽そのものに対するニーズはむしろ増えている」と津田さんは指摘しています。
そのとおり!!
全国コンサートツァー事業者協会のデータによれば、10年前には1430万人だったライブ入場者数が、2006年には1978万人まで増えているのです。
要は「音楽不況」ではなく「CD不況」なのです。
いまや「音楽業界=レコード業界」という図式が成立しにくくなってきていることに、レコード業界の人たちが真摯に目を向けなければならないのに、彼らがやっていることことは「コピーコントロールCD」を発売したり、世界の音楽シーンの流れに反して「DRM(デジタル著作権管理)の撤廃に反対」したり、時代と逆行していることばかりです。
レコード業界だけの既得権を主張するばかりで、本気で音楽産業の将来を考えているようには思えません。
津田さんはそのあたりのことを次のように言ってます。
欧米では既に多くのアーティストがレコード会社に頼らず、ネットを駆使して自活する道を選び始めている。レコード会社に今必要なのは、音楽ビジネスが過渡期に入ったということを自覚し、ファンの声を真摯に聞いて自らの存在意義を問い直すことだ。間違ってもそれは、i−Podに「みかじめ料」として補償金をかけることではない。
津田さん、さすが良いこと、というか正論を言ってますね。
日本のロードショー映画のチケットが大人一人で平均1800円。これは世界一高い入場料です。
しかし、その映画業界でもDVD1枚が1000円という商品が沢山発売され、潜在的な需要を拡大しつつあります。
そのような時代にCDアルバムが一枚3000円だなんて、絶対に高すぎます。
再販価格維持制度という錦の御旗に守られて、強気な価格設定を続けるレコード会社の体質そのもに問題があることは明らかなのに、レコード会社内部からは自浄行為が全く生まれてきません。
冒頭に書いたとおり、音楽があることによって何十年も音信不通だった人に再会できる喜び。
音楽には人の心と心をつなぐ、不思議な力があるのです。その音楽が世の中の経済事情やライフスタイルの変化ごときで、簡単に不況になるはずはないのです。
もう一度声を大にして言います。
今の時代、音楽業界が不況なのではなく、レコード会社が不況なのです!
宇多田ヒカルはレコード業界からのプレッシャーから逃れたのだろう
(私のコメント)
昨日のNHKの番組で宇多田ヒカルの特番がありましたが、日本における若手のシンガーソングライターの活動休止は何を意味するのだろうか? レコード業界も出版不況と並んでネットの影響でCDの販売が年々低下してきています。デジタル化すればダウンロードした曲でも品質が落ちないのだから、音楽配信でダウンロードしてCDは買わなくなった。
欧米では一足先にCDが売れなくなって、歌手などのアーティストはライブ中心に活動するようになった。ライブとなると歌手の実力がもろに出てしまうから、70年代ころのロックバンドが復活してきてライブ活動を行っている。それに対して新人のアーティストがなかなか育たなくなりましたが、レコード会社も不況になってなかなか新人を育てられなくなったのだろう。
テレビ業界も不況で、視聴率の上がらない歌番組が少なくなり、出てくる歌手もジャニーズ系やAKB48などのアイドル系が多くなり、若手JPOP歌手でも紅白でしか見かけない歌手増えてきました。CDの売り上げが人気のバロメーターではなくなり、ライブの観客の動員力が人気のバロメーターになっている。
出版社と同じくレコード業界もCDが売れなくなったから、数少ないCDが売れる歌手に販売が集中するようになって、過剰なプレッシャーがかかり中島美加や大塚愛や大黒魔季などの病気や活動停止が相次ぐようになりました。業界から見れば宇多田ヒカルがCDを出せば売れる数少ない女性アーティストとなりました。だから会社からは早くCDを出せ出せと期待がかかっていたのでしょう。
宇多田ヒカルのアルバムCDともなれば200万枚から300万枚くらい売れるから、レコード会社にとってはドル箱だ。きのうのNHKの番組でも言っていましたが、歌手活動の中心はCD販売であり、ライブやコンサートはの数は少ない。テレビの歌番組でも出演は少ないほうであり、番組でも特別扱いの存在だった。普通のJPOPの歌手とは曲作りでも実力が違うからだ。
1998年に15歳でオートマティックでデビューした頃は街中が宇多田ヒカルの曲が流れていたような大ヒットとなりましたが、当時から音楽的な才能が認められた天才シンガーソングライターだった。プロモーションDVDなどでも売れに売れて、レコード会社もドル箱的存在として実力は評価されてきた。だから今回の無期限活動停止もレコード会社のEMIにとっては痛手だろう。
宇多田ヒカルのように若くして大ポップスターともなると、日常生活も普通ではなくなり普通の青春時代がすごせなくなってしまう。街を歩くことも出来なくなり周りは業界のスタッフばかりであり普通のことが出来ない大人になってしまう。昨日の対談でもそのことを述べていましたが、天才的な才能を持った人間は日本では息苦しいのかもしれない。
日本人は横並び意識が強いから、小学校の運動会でも徒競走では手をつないでゴールするそうです。学芸会でもみんなで主役ということで18人の桃太郎が出てきたりする。才能にしても、特別に才能を持った生徒がいると周りの生徒は変人奇人扱いする。宇多田ヒカルはアメリカ生まれの帰国子女だから、アメリカでは特別の才能を持った人を賞賛する文化だ。それに対して日本は妬みと嫉妬の文化であり、よってたかって人の足を引っ張る。
最近の学校では、いじめの対象も優等生が攻撃の対象となり、優秀な生徒も特別才能がある生徒も出来るだけ目立たぬようにして、いじめの対象にならないようにするのが処世術になっている。日本に強力なリーダーが出てこないというのも、豪腕な政治家が出てくると周りが警戒して潰してしまうからであり、協調的な当たり障りの無い政治家が好まれる。
日本は能ある鷹は爪を隠す文化だから、宇多田ヒカルのような天才は日本には住みにくい所だろう。アメリカ進出も試みてみたようですが、うまく行かなかった。アメリカ育ち的な曲作りでは日本ではユニークでもアメリカでは受けないのだろう。宇多田ヒカルはデビュー早々から大音楽家で大スターとなり、才能を発揮してきましたが、最近の曲は重苦しいものが多くなったような気がします。
たぶんレコード会社からの期待の大きさからプレッシャーで曲作りで苦労するようになったからだろう。NHKの音楽番組のソングスにイーグルスがでていましたが、イーグルスもホテルカリフォルニアの後、スランプに陥って曲が出来なくなってしまった。成功しすぎてプレッシャーが大きくなって来るためだ。創作活動では無心にならないとなかなかいいものが出来ないのであり、その苦しみは天才でないと分からない。
無心にならないと創造の神はなかなか自身の中には降りてきてはくれなくなる。金儲けのために欲に囚われてしまうと才能も曇ってしまう。宇多田ヒカルもボランティア活動がしてみたいといっていましたが、いい曲を作るには無心にならなければならないからだ。
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