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2009/12/20 10:00
http://netallica.yahoo.co.jp/news/104770
♪酒が飲める 酒が飲める 酒が飲めるぞ〜……。79年にヒットした「日本全国酒飲み音頭」。酒飲みの心情をコミカルに歌ったこの曲は、宴会シーズンの“定番曲”として親しまれている。歌っていたのは2人組のコミックバンド「バラクーダー」だ。2人は89年にコンビを解消し、リーダーの岡本圭司さんは新バンドを結成して再スタートを切ったが、相方のベートーベン鈴木さんは今どうしているのか。
● 「取材を受けるなんて何年ぶりだろう」
「ボクの取材? そりゃうれしい。取材を受けるなんて何年ぶりだろう」
地下鉄浅草駅から歩いて 10分、演芸専門の「東洋館」から出てきた鈴木さんに声をかけると、こう言って苦笑した。
「ここは去年9月から出てるんですよ。今はちょっと漫談に力を入れてましてね。それをお客さんに聞いていただこうと思って」
要するに、路線変更?
「ウ〜ン、これまでコミックソング一本で笑いを取ってきたんだけど、最近は歌だけじゃいささかつらいところがあるんですよ。そう、笑いを取るって意味で。おまけにこの不景気でしょ。昔だったら宴会シーズンともなれば1、2カ月前から仕事で埋まってたのに、この頃は“明日、ヒマでしょ”ですもん。で、こんな状況を打開すべく、コミックソングに漫談を取り入れてバージョンアップを図ってるんです」
作曲も手がけている。
「こう見えてもボクは日本音楽著作権協会(JASRAC)、日本作曲家協会の会員なんです。これまで十数曲書いてて、JASRACからわずかながらですが、ちゃんと印税が入ってきます。最近では来年、奈良市が平城遷都 1300年を迎えるので、その応援歌として『大和路らぷそでぃ』(歌・川本佐江子)って曲を書きました」
さて、ロック出身の鈴木さんは 74年、故横山ノックの弟子だった岡本圭司さんとコミックバンド「バラクーダー」を結成。79年、「日本全国酒飲み音頭」が大ヒットし、一躍人気者になった。
「岡本さんが作詞して、ボクが作曲しました。曲はディズニー映画『シンデレラ姫』の“ビビデバビデブ”って歌をヒントにね。でも、どこのレコード会社からも相手にされず、仕方なく岡本さんとカネを出し合い、制作費90万円の自主制作盤として出したんです。それが有線放送から火がつき、当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだった森進一さんや五木ひろしさんよりリクエストランキングが上になった。あれは本当にうれしかったですね」
その後も「チャカ・ポコ・チャ」「演歌・血液ガッタガタ」などがヒット。我が世の春だったが、89年、コンビ解消。
「言い出しっぺはボク。“お互いに好きなことをやりませんか?”ってコンビ解消をほのめかしたら、岡本さんが二つ返事でスンナリ了解してくれたんです。決してケンカ別れじゃない。それだけは強調しておきます」
洋服のリフォーム店を経営する夫人、旅行会社を経営する長男(36)、長女(35)の4人家族。
「年末は12月30日、新年は1月11日から19日まで東洋館に出ます。ぜひ足をお運び下さい」
(日刊ゲンダイ2009年12月17日掲載)
2009/12/20 10:00 更新