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webザテレビジョン5月22日(金) 19時29分配信 / エンターテインメント - エンタメ総合
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090522-00000009-the_tv-ent
6月13日(土)から公開されるドキュメンタリー映画「マン・オン・ワイヤー」の主人公、フランス人大道芸人のフィリップ・プティ氏が来日し、19日、都内で会見を開いた。
プティ氏は、23歳だった'74年に、当時世界一高いビルだったアメリカ・ニューヨークのワールド・トレード・センター(WTC)の2棟のビルの間に無許可でワイヤーを張り、東京タワーよりも高い地上411mでの綱渡りを行った。一度は逮捕されたプティ氏だがすぐに釈放され、この綱渡りは“史上最も美しい芸術犯罪”とさまざまな分野のクリエーターから絶賛された。本作は、プティ氏と仲間たちが、綱渡りの計画を練り成功するまでの一部始終を、関係者の証言や当時の貴重なフィルム、再現映像を交えて描くドラマチックなドキュメンタリーだ。
WTCでの綱渡りから35年、500回以上の逮捕歴を重ね59歳となったプティ氏は、現在も大道芸人として現役。この日も会見前にオフィス街に出没してサラリーマンやOLを前にジャグリングなどを披露した。
会見でも、飾ってあったフルーツでジャグリングをしたり、綱に見立てたロープで手品を披露したりと旺盛なサービス精神で記者から拍手を浴びた。来日は、東京・赤坂のミカドビルで綱渡りをした'90年以来。「すっかり景観が変わりましたね。美しいビルや伝統的な建物が多く、とても魅力的です。東京都知事から招待の連絡が来るといいなと思っています(笑)」と東京都庁ビルでの綱渡りに意欲を見せた。
WTCのワイヤーを渡っている時の心境について、「完全に“無”と向き合っていました。しかしそれは、ありとあらゆる物が存在するとても満たされた“無”です。少しも怖いと思いませんでした」と昨日の出来事のように身ぶり手ぶりを交えながら語った。
本作は第81回アカデミー賞で最優秀長編ドキュメンタリー賞に輝いたほか、世界の映画祭で50以上の賞を獲得した。プティ氏は「これまでたくさんの製作者からわたしの体験を映画化したいと打診されましたが断ってきました。今回、ジェームズ・マーシュ監督の話をお受けしたのは共同作業ができそうだったからです」と映画化の経緯を話した。本作で若者に伝えたいメッセージは、「“やっちゃいけない”と大人に言われても聞かないこと(笑)」と幾多の逮捕歴のあるプティ氏らしい反骨精神を訴えていた。
WTCでの偉業の後、今では世界中から出演依頼を受けているプティ氏が抱く次の夢はイースター島での綱渡りだという。「モアイ像が14体並んでいる場所があるんですが、その間にワイヤーを張って像をつないで渡ってみたい。先住民にとっては神聖なものだから、協力を得てできたらいいな」と今も衰えないチャレンジ精神を見せていた。
映画「マン・オン・ワイヤー」
6月13日(土)より東京・新宿のテアトルタイムズスクエアほかで全国順次公開
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