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2009/5/15 10:00
http://netallica.yahoo.co.jp/news/77939
CD不況の中で、音楽業界が“金のなる木”と考えているのは、最近、テレビでもしょっちゅう大特集を組む70〜80年代の「懐メロ」である。徳永英明が往年の人気歌手のカバーアルバムを発売してヒットしたのをキッカケに、懐メロブームが浸透しつつあるが、今はまさにピーク状態になっている。
たとえば、今年4月にソニー・ミュージックなど大手レコード会社5社が共同で「ザ・ベストテン」の名を冠したコンピアルバムを発売した。年代別に4枚、テーマ別に2枚で合計109曲を収録。売れ行きは好調で、これまでにトータル10万枚を超え、最終的に30万枚が目標だという。
CDだけではない。
「今年3月に大阪で行われたディナーショーで浅香唯、元H2Oの中沢堅司ら80年代に活躍した歌手6人が出演し、それぞれの持ち歌を披露しました。1枚1万5000円もするチケットはアッという間に完売。今月も桑名正博や石井明美、麻丘めぐみらが出演するディナーショーが都内で3公演ありますが、こちらのチケットも1枚2万5000円以上と結構な値段なのに売れ行きは好調です」(芸能関係者)
●「情けない」の一言
テレビも「SMAP×SMAP」「サカスさん」「おもいッきりDON!」が盛んに懐メロを取り上げている。
しかし、こうした流れを危惧(きぐ)する向きもある。芸能リポーターの梨元勝氏がこう言う。
「懐メロを聴きたいというファンはたしかに一定数います。ただ、どこもかしこもというのは知恵が足りないし、情けないの一言。レコード会社がリスクを敬遠して新人の発掘を怠れば、スター不在の芸能界で人気歌手がますます枯渇する。テレビもブームに便乗してばかりではなく、マジメに番組を作るべきです」
かつて往年の名曲を聴いて青春時代を送ったファンがいなくなれば、誰も「懐かしい」と思わなくなる。その時点で日本の歌謡界は終わりを迎える。
(日刊ゲンダイ2009年5月12日掲載)
2009/5/15 10:00 更新
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