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「大阪コリアンの目」 (毎日新聞の記事から)【村野瀬玲奈の秘書課広報室】 http://www.asyura2.com/09/gaikokujin01/msg/418.html
村野瀬玲奈の秘書課広報室 (転写開始) コメントも何もつけませんが、強調字体(こーるてん注:ここでは『』をつけました)だけつけます。ただ、読んで、そのままに理解してください。
◆高校の授業料無償化 ◇拉致問題未解決を理由に朝鮮学校排除は理不尽 現政権の目玉政策の一つである高校授業料の無償化について、文部科学省は、各種学校認可を受けている外国人学校も対象に含むと表明していた。公的支援が乏しい外国人学校にとってはうれしいニュースであった。 ところが、中井洽国家公安委員長が川端達夫文部科学大臣に対し、拉致問題の未解決を理由に、朝鮮高級学校をその対象から除くよう求めた。文科省で検討を始めているという。小泉政権時代に外国人学校の処遇改善が図られた際、やはり朝鮮高級学校だけが大学受験資格を認められなかった。そのときも拉致問題が理由とされた。 『朝鮮学校は朝鮮民主主義人民共和国立の学校ではない。また、そこに通う児童生徒は在日3世や4世であり、教育内容は日本での進学や就職にも備え、学習指導要領に合わせてある。教育課程は公表されており、今更騒ぎたてて確認する必要もない。』 高校無償化政策の目的は子ども中心の社会をめざし、家庭の教育費軽減を図ることではなかったか。『拉致問題を口実に朝鮮学校を排除することは、在日コリアン家庭に対して制裁を加える意味にもなってしまう。第二次世界大戦中、アメリカ政府が敵国民だとして日系人を強制収用し迫害した歴史的過誤と発想が似てはいないか。』 小泉政権時代の朝鮮学校排除について、当時野党だった民主党の部会で私は反対の立場で発言した。議員の皆さんも賛同し、文科省に見直しを求めてくれた。まさかその民主党の政権で、小泉時代と同様のことが取りざたされるとは想像もしていなかった。 今年1月の全国高校ラグビー選手権大会で、大阪朝鮮高級学校が全国3位の栄冠を手にした。この生徒たちは朝鮮学校を代表して全国大会に出たのではない。大阪府を代表して花園で戦った。国籍を問わず多くの府民が彼らを応援した。市民感覚はすでに政治を越えている。そこから今回の出来事を眺めると、時計の針が止まっているような感覚に陥るのは私だけであろうか。 生野区のコリアタウンで23日まで、朝鮮高級学校美術部による作品展が開催された。出展した1年生の金祥花(キムサンファ)さんは、2カ月かけて完成させた絵画のテーマについて「他者を重んじる社会への創造」と語ってくれた。16歳の朝鮮高校生徒のまっすぐなまなざしだ。このまなざしに政治家たちはしっかり応えてあげてほしい。川端文部科学大臣は教育行政の責任者。子どもの最善の利益とは何かを第一に考えてほしい。<文と写真 金光敏> 毎日新聞 2010年2月27日 地方版 ■共に生きる・トブロサルダ:大阪コリアンの目/32 /大阪 ◆「拉致問題への姿勢で公的支援見直し」 橋下知事発言に思う ◇朝鮮学校訪問するなら、生徒や教員らと語り合う時間を 「高校無償化」法案の対象から朝鮮学校を外すことが検討されている問題に、在日コリアン社会は落胆している。この議論自体が与えるダメージもある。共生社会を考える上でも重大な事柄だ。もう1回、この話にお付き合いいただきたい。 私は韓国籍者で公立小中高校を卒業した。私の子らは韓国系の民族学校に通っている。だが、私は自らを「在日韓国人」だと語ることはほとんどなく「在日朝鮮人」と称するほうが多い。 『なぜ私は「在日朝鮮人」と語るのか。わが家族が日本に渡ってきた植民地のころは「韓国人」という言葉はなく、みな「朝鮮人」が普通であった。そして「朝鮮」という言葉で蔑(さげす)まれ、差別されてきたがゆえに、自分探しは「朝鮮」につながる自分を取り戻すことから始まった。私にとって「朝鮮」が尊厳回復の原点である。』 日本社会で「朝鮮」「朝鮮とおぼしきもの」はいまだ蔑まれ、疎まれる。多くの同胞たちが自らを「在日韓国人」と称する背景もそこにある。加えて、近年よく使われている「在日コリアン」の呼称も、そんな日本社会との関係の中で編み出された「工夫の産物」と言っていい。 朝鮮学校の「朝鮮」が「北朝鮮」を想起させるのであろうが、朝鮮学校は「北朝鮮学校」ではない。教科書は日本国内で編さんされ、教育課程は学習指導要領に合わせてある。学ぶ子らは在日3世、4世で、卒業生はいまや、あらゆる分野で活躍し、国内の経済・文化発展に寄与している。 北朝鮮の指導者の絵があることや、援助を北朝鮮から受けていたことなどを問題視する向きもあるが、日本での厳しい生活の中で祖国とのつながりを支えとしてきた点において、在日社会は共通し、南も北も差異はない。 橋下徹知事は「拉致問題への朝鮮学校の姿勢が明らかにされないと公的支援を見直す」と発言した。知事は国政にも影響を与える権力者。その立場の人が学校に迫る発言としては度を越している。 知事は朝鮮高級学校の訪問を表明した。いいことだ。だが、政治的立場の追及を受けながら迎え入れる学校側の気持ちは、察するに余りある。知事がもし行くのであれば、査察官のような鋭い眼光ではなく、懸命に日常を送る生徒や教員らと同じ目線で、語り合う時間を持つことを提案したい。 あるいは、全国大会3位に輝いたラグビー部員らを、自らもラガーマンであった知事が励ますのもいい。知事の掲げる「子どもが笑う」大阪。朝鮮の子らも大阪の子なのだ。<文と写真 金光敏> ============== (引用ここまで) (転写終了)
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