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【特報】無償化除外?素顔の朝鮮学校(東京新聞) http://www.asyura2.com/09/gaikokujin01/msg/401.html
以下の記事は電子版では全文が読めないので、“vanacoralの日記”(http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20100228)が文字化したものを転載。 ======================================== 【特報】無償化除外?素顔の朝鮮学校(2月27日付東京新聞28〜29面) 衆院で審議入りした高校無償化法案で、朝鮮学校を対象から除外する動きがある。急先鋒(きゅうせんぽう)の中井洽拉致問題担当相の言い分は「制裁措置をやっている国の国民ですから」。鳩山由紀夫首相も「国交がなく、教科内容の中身がみえません」。だが鳩山首相が、朝鮮学校について、どれほど知ろうと努力しただろうか。代わりに「こちら特報部」が東京朝鮮中高級学校(東京都北区)を訪ねた。(岩岡千景、加藤裕治、出田阿生) 訪ねた時はちょうど、昼休み。昇降口近くに弁当を買う生徒の人だかりができていた。男子はブレザーに赤いネクタイ。女子は民族衣装のチマ・チョゴリ姿。記者を見ると、口々に「こんにちわあっ」と明るくあいさつする。照れくさそうにほほえむ子も。 最初に案内された校長室には、金正日総書記と故金日成主席の額入りの写真が並べて飾ってあった。各教室にも、黒板の上に飾ってある。 「構内では教師も生徒も朝鮮語を使う。でも日本の航行と授業内容はほとんど変わらず、ラグビー大会や合唱、吹奏楽などで日本の高校生と交流も深い。子供たちは日ごろ、差別をあまり感じずに勉強していると思います」と尹太吉(ユンタイギル)教務部長。 高級部の午後の授業をのぞいた。選択外国語の英語の教室で、ニュージーランド人の教師が英語で授業していた。「日本の有名な映画は?」との質問に、生徒は朝鮮語で答えを話し合うが、「おくりびとだ」「座頭市!今日買って帰ろうかな」と日本語も聞こえる。後方に立つ朝鮮人の女性教師は、ピンクのチマ・チョゴリ姿だ。 「日本語」の教室には、映画「半落ち」を題材に、主人公の思いへの感想を書かせていた。「国語(朝鮮語)」では欧米の文豪作品を扱い、「中国語」では、中国人教師が「このケーキはとてもおいしいです」などの日本語を中国語に翻訳させていた。 教室の壁には、体育祭で撮った楽しそうな集合写真や、「部活を一生懸命やります」など個人の「目標」が張ってある。 チャイムが鳴り、休み時間に入ると、生徒がわいわいと廊下に出てきた。韓国の金妍児(キムヨナ)選手の金メダル獲得を聞き、「良かったねー」と、満面の笑みを語り合う女子たちもいた。日本の航行(*ママ)とよく似た光景だ。ただし廊下には高校無償化で中井洽拉致問題担当相が朝鮮学校除外を要請した新聞記事が掲示してあった。この問題への関心は深い。 高級部一年の?彰秀(チョウチャンス)君(一六)は「最初に聞いた時は、無償化すれば少し楽になるねって母親と話した。後から除外って、それはないんじゃないかって思った。悲しみもあります」と話した。「拉致問題では北朝鮮も悪いことをしたと思いますが、歴史的経緯があって僕たちはここにいるのだから除外しないでほしい」 テコンドー道場やダイビングクラブに通って、日本人の友達が多いと言い、「両国の歴史は頭にあるが、過去にやったことはしょうがない。日本人の友達はいい人ばかり。仲良くやっていきたい」と笑顔を作った。 また同一年の金民愛(キムミネ)さん(一六)は「拉致問題などで変な学校と思われているけれど、私たちは日本の学校と変わりなく、普通に高校生活を送っている。進学したかったのに、中級部を卒業して仕事に就いた同級生もいる。無償化には期待していた。どうしてここまで言われるのかわからない」と表情を曇らせた。 教科書を見せてもらった。大きさ、厚さは日本の教科書と変わらない。ページを開くとハングルが並ぶ。「私たち現場の教員が作り、改訂は十年に一度。日本の生徒と同等の学力をと、日本の学習指導要領を参考にしています」と尹氏は説明する。とはいえ授業は日本の学校と異なる部分も多い。 興味深いのは地理歴史だろう。日本と国交のない北朝鮮については「チュチェ(主体)思想という形ではないが、自力で社会主義国家建設をしていることを教えている」(尹氏)。日韓懸念の竹島問題は「(領有権を主張する)韓国と同様の立場だ」。昨年、北朝鮮でミサイル実験が相次いだが、生徒には「ロケットの発射だった」と説明している。 ただ、それは決して反日教育ではないと主張する。「拉致問題はいけないことと、はっきり説明している。ただし侵略や強制連行は避けて通れない問題。歴史を繰り返さないことを狙いに教えている」と強調する。 尹氏は、学校の運営について「一九五七年から教育支援の名目で本国(北朝鮮)からの送金が始まった。昔は年に数回、五億円ずつが送られてきた。今は二億円が年に二、三回程度」と説明する。経済的な苦境に陥っても支援は途切れていない。そんな経緯もあり、かつては「北朝鮮一辺倒」ともいわれる教育が行われていた。だが現在は大きく変わったという。 理科、数学といった科目は日本の学校と変わりない、九三年から日本の地理歴史の授業も取り入れた。民族意識ばかりでなく、「日本に住む朝鮮人として必要な資質の向上に努める」ことを目指しているからだという。 学校運営は厳しさを増しているが、「日本の景気が悪く、生徒の家庭も厳しい。未納の生徒も増えている。値上げできる状況ではない」と尹氏。民主党が政権を取った際、自分たちの学校も無償化の対象と感じ、保護者の負担が減ると期待が膨らんだ。それだけに「国交がない国で、教科内容が見えない」と、方向転換しようとしている鳩山政権に憤りを感じるという。 「本当にそれが理由なのだろうか。私たちは何も隠さない。せめて他のインターナショナルスクールと同じように扱ってもらいたい」と話した。 自身も韓国籍で朝鮮高級学校に長男を通わせている甲南大の高龍秀(コヨンス)教授(韓国経済)は、こう指摘する。「保護者の目から見ても、カリキュラムは日本の高校とほとんど同じだ。日本政府はこれまでも外国人学校を支援しないと国際的に批判されてきたが、もし今回無償化から除外すれば、ますます差別を助長することになる」 ----------------------------------- 東京朝鮮中高級学校 1946年10月、在日朝鮮人らにより東京朝鮮中学校として創立。学校法人東京朝鮮学園が運営し、生徒は現在、721人。内訳は中学校に当たる中級部が約160人、高校に相当する高級部が約560人。朝鮮籍と韓国籍の比率はほぼ半々で日本国籍の生徒もいる。他の朝鮮学校と同様に法律上は「各種学校」で、日本の中学、高校とは扱われていないが、高級部卒業生に受験資格を認める大学は私立を中心に増えている。高級部の学費は月3万2000円。資金面では北朝鮮や在日朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の援助を受けている。 ----------------------------------- デスクメモ 中井拉致担当相に聞きたいものだ。在日の子供を痛めつけ、日本の子供に差別意識を植え付けて、拉致問題が前進するだろうか。罰ゲームじゃあるまいし、こんな愚策しか持ち得ないのだろうか。被害者家族を泣かせ、何もできぬ責任を誰に押し付けるつもりなのか。有権者は、あなたを見てますよ。(充)
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