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冊子「ドイツにおけるエネルギーシフト−しっかり見てみよう」(ドイツ大使館・総領事館サイト)
http://www.asyura2.com/09/eg02/msg/993.html
投稿者 無段活用 日時 2014 年 2 月 21 日 19:02:58: 2iUYbJALJ4TtU
 

http://www.japan.diplo.de/Vertretung/japan/ja/01-Willkommen-in-Deutschland/013-publikation.html



(© www.japan.diplo.de)



このパンフレットではエネルギーシフトに関してよく口にされる不安や批判をとりあげて、しっかりした土台に基づいた議論ができるよう、再生可能エネルギーに関するデータとともに、ドイツのエネルギーシフトについて詳しく説明しています。

>> 冊子「ドイツにおけるエネルギーシフト−しっかり見てみよう」(pdf, 11MB)
(このリンクから、pdfファイルのダウンロードができます:投稿者)



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はじめに



再生可能エネルギーはすでに今日、エネルギー供給を支える重要な柱となっています。現代の再生可能エネルギーが世界の最終エネルギー消費に占める割合は、およそ10%に達しています。この割合を大きく高め、温暖化防止を迅速に進めていくには、決然とした努力が世界中で必要です。豊かな先進工業輸出国として、ドイツには、再生可能エネルギーを促進して温暖化防止の戦いを押し進めていく大きな責任があります。2050年までにドイツはエネルギー供給の大部分を再生可能な供給源でまかなうことをめざしています。

再生可能エネルギーを基礎にして、気候や環境にやさしく、危険のないエネルギーシステムを構築することは難しい課題ではありますが、これは何よりも経済と社会にとって大きなチャンスです。しかし、社会的な議論においては、再生可能エネルギーに対する留保だけが論じられることが少なくありません。再生可能エネルギーはあまりに高くつくのではないか、不当なコスト配分を生ずるのではないか、あるいは、再生可能エネルギーは技術的にまだ成熟していないのではないか、と疑われているのです。文脈によっては、一見すると、それが納得できるように思えることもあるかもしれません。しかし、そのような留保が想定している事柄の裏をよく見れば、まったく別の姿が隠れていることも珍しくないのです。

現実とは、往々にして、一見そう見えるより多面的です。そんなとき、手がかりにできるのは、再生可能エネルギーに関するデータと事実だけです。このパンフレットでは、再生可能エネルギーに反対する主張を取り上げて、その背後に隠れている真実を明らか にします。ややもすれば一面的になりがちなわたしたちの視野が広がって、しっかりと見通すことができるようになるでしょう。

さあ、どうぞお読みください!

フィリップ・フォーラー
再生可能エネルギーエージェンシー代表





「21世紀の始まりにあたって、エネルギーシフトは、環境政策・経済政策における最大の課題です」―― ドイツにおけるエネルギーシフトの重要性について、前ドイツ連邦環境相ペーター・アルトマイアーはこう語っています。わたしたちは、2050年までに、再生可能エネルギー源による電力生産の割合を80%まで高め、エネルギー供給を再生可能で、確実で、経済的なものにすることをめざしているのです。

この目標は決して絵空事ではありません。2050年までの道のりは、さまざまな計画や段階的目標によってあらかじめ定められ、そうした計画や目標は、エネルギー効率、再生可能エネルギー生産、省エネルギーを支援するさまざまなプログラムでサポートされています。すでに今日、ドイツの電力消費のおよそ4分の1は再生可能エネルギーによるものです。これは総エネルギー消費の約12%にあたります。もちろん、再生可能エネルギーの拡充にあたっては、電力供給の信頼性と、生産の経済性に注意しなければなりません。さもなければ実際に持続可能なエネルギー供給という目標は達成できないからです。

ドイツ大使館や総領事館に、日本の市民のみなさんやメディアやさまざまな機関から、エネルギーシフトほど多くのお問い合わせをいただいたテーマはほかにありませんでした。このパンフレットは、エネルギーシフトに関してよく口にされる不安や批判をとりあげて、もっとしっかりとした土台に基づいた議論ができるよう、情報を提供するものです。とりあげる疑問は、ドイツにおける議論に由来しますが、ドイツのエネルギーシフトについて語る場合、日本においても主張されているものです。

このパンフレットは、エネルギーシフトに関するみなさんの疑問にきっと答えてくれることでしょう。さあ、どうぞお読みください!

クラウス・アウアー
ドイツ連邦共和国大使館 広報文化担当公使





目次

一見すると、再生可能エネルギーに対してしばしば表明される留保の中には、納得できるものもあるように思えます。でもその裏にはまったく別の姿が隠れていることも珍しくありません。データと事実を手がかりに、もう一度しっかり見直してみて下さい。

2

08:「再生可能エネルギーへの支援は国民経済の重荷になる。」
12:「再生可能エネルギー拡充のコストは計算がたたない。」
16:「再生可能エネルギーだけじゃ明かりが灯せなくなる。」
20:「風や太陽はいつでもあるわけじゃない。」
24:「再生可能エネルギーの拡充は経済を弱体化する。」
28:「再生可能エネルギーは温暖化防止の役に立たない。」
32:「再生可能エネルギーを市場に統合するなんて無理な話だ。」
36:「太陽エネルギーはアフリカでしか割に合わない。」
40:「太陽光発電はどんどんコストが高くなる。」
44:「たっぷり風が吹くのは海辺だけ。」
48:「バイオエネルギーのせいで発展途上国の人が飢えてしまう。」



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(投稿者より)

ドイツ大使館・総領事館サイトに掲載された記事です。

冊子は取り寄せることも可能なようです。詳しくは同館サイトをご覧ください。  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2014年2月22日 12:58:00 : aZwufW6fZI
冊子は日本語で書かれている(ドイツ語だったら困るとおもった)。

これで原発推進派もグーの音も出まい。大使館のこういう活動でドイツのイメージも
あがりドイツ経済にも寄与すること大だろう。

太陽光パネルを屋根に設置するだけで、ドイツの全電力をまかなって余りあるという
話が知られることは意義が大きい。ドイツは日本より2割も日照量がすくなく、発電量
では3割以上も少ない。それでいて家庭の電気料金より低コストで発電できるそうで、
家庭での直接利用も進んでいる。すでにドイツはそこまで来ている。


02. 2014年2月27日 13:17:47 : nJF6kGWndY

別に再エネ自体は否定はしないが、これは、かなり根拠の薄い政治的なプロパガンダだな

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