http://www.asyura2.com/09/eg02/msg/979.html
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ドイツの産業用電力が安価になり続け、オランダのアルミ工場がその差に耐え切れず閉鎖。
誰かエネルギーシフトで独の産業が駄目になるとか言ってなかったけ?
2013年のドイツは、過去最高を記録した2012年の電力輸出超過量をさらに35%増やし、31.3TWhに。
25%になった再生可能エネと並んで、この電力余剰のだぶつきがEEX(電力取引市場)の価格の破壊的低下の一因です。
ドイツの日本で言うところの電事連のような組織「BDEW」から、13年の再生可能エネ電力の速報値が届きました。
ここの統計はグロスなので、環境省などが最終的に行うネットの統計とは若干の差がでます(再生可能エネの数値が低く出る)。
http://www.bdew.de/internet.nsf/id/20140114-pi-mueller-grundlegende-reform-des-eeg-ist-eine-kernaufgabe-der-neuen-bundesregierung-2014
2012年は再生可能エネの割合は22.8%でしたが(グロス、環境省統計のネットでは23.5%)、2013年は23.4%となりました。
風力が7.9%、バイオマスが6.8%、PVが4.5%、水力が3.4%、廃棄物(中のバイオマス)が0.8%ということです。
風力は設備容量が増え続けているのに、発電量は停滞&逆に減少しています。過去の平均風況であれば10%に近い数字になっていると思います。
また、2013年は異例の冷夏で、洪水が多発して、5月、6月は雨ばかりでPVも十分に出力分の発電量が出ませんでした。
こうした気象要因を取り除くなら、2012年に1/4に到達し、2013年はいよいよ第二段階である25〜50%の道のりに突入したと言えるでしょう。
さて、大連立(メルケル第三次政権)が春から初夏にかけて手がけるFITの大改正、どんなものになるのか楽しみです。
https://twitter.com/murakamiatsushi
ドイツの再生エネ発電、過去最高 23%「脱原発」拡大
http://www.asahi.com/articles/ASG1H1432G1GUHBI02W.html
イタリア、2013年の全発電量の7.0%が太陽光発電に
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20140114/327260/
ドイツの太陽光発電、新設半減 日米中台頭で首位陥落へ
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM1400H_U4A110C1EB1000/
自然エネルギー世界白書2013 日本語版
http://www.isep.or.jp/library/5749
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