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ドイツ、10月3日のピーク電力の約6割を太陽光発電と風力発電により供給
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ドイツは10月3日、日中のピーク電力の59.1%を太陽光発電と風力発電により供給した。国民の祝日と好気象条件が重なったのが原因で、系統網に技術的な影響は無かったものと見られるが、電力市場の取引価格が午後2時の時点で1 kWhあたり2セントユーロ(約2.7円)にまで下落した。
ピーク電力の32.2%が風力発電、35.1%が太陽光発電に
10月3日、ドイツでは太陽光発電と風力発電がピーク電力全体の59.1%を供給するに至った。この日はよく晴れて風が強かったために太陽光発電と風力発電の発電量が増えたことに加え、ドイツ統一の日で祝日だったため電力需要が少なく、結果として太陽光発電、風力発電の比率が高くなった。
日中のピーク時、太陽光発電は20,532 MW(約20.5 GW)、風力発電は16,589 MW(約16.6 GW)の電力を供給。全体の出力59,010 MW(約59 GW)に対してはそれぞれ35.1%、32.3%、合計で59.1%と約6割ほどを賄うに至った。
発電量では太陽光発電・風力発電合計で約36.4%を供給
一方10月3日の発電量で見ると、火力発電等も含めた全発電量1,200 GWhのうち、太陽光発電が134 GWh、風力発電が302.5 GWhを供給。これはそれぞれ全体の11.2%、25.2%に相当し、1日の電力需要の約3割強分を太陽光発電と風力発電により供給した計算になる。
このように再生可能エネルギーにより発電した電気が大量に系統網に流入した結果、同日の電力市場での取引価格は著しく下落した。ドイツ、オーストリア、フランス、スイスに適用される取引指数ELIXは、午後2時の時点で1 kWhあたり2ユーロセント(約2.7円)と、午後6時とほぼ同等レベルに落ち込んでいる。
ドイツでは今年前半にも太陽光発電、風力発電が全体の電力需要の61%、59%を占めたことがある。これらは再生可能エネルギーの可能性を表すとともに、市場取引をはじめとした現在の再エネ導入の問題も顕在化させている。
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