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米政府が太陽光発電の導入コスト削減を目的としたコンペを実施、賞金総額1000万ドル
http://pinponcom.jp/energy/sunshot-prize-boost-reduction-of-pv-installation-soft-cost/
米エネルギー省(DOE)は、太陽光発電のトータル導入コスト削減を目的としたコンペ「SunShot Prize」を実施することを明らかにした。
1位から3位の賞金総額は1000万ドル(約8億円)、導入の障壁となっているコスト高を解消する新たな手段として注目が集まっている。
米エネルギー省(U.S. Department of Energy : DOE)は、屋根向けの小規模な太陽光発電の導入にかかるトータルコストを削減し、
2020年までに他の発電方法とコスト的に渡り合えるようにすることを目的としたコンペ「SunShot Prize」を実施することを明らかにした。
1位から3位までの賞金総額は1000万ドル(約8億円)、今回のコンペを通じ、より速く、安く、そして簡易な方法で太陽光発電を設置できる事業者を増やすことを目指している。
今回のコンペは、DOEのサンショット・イニシアティブ(Sunshot Initiative)という名の取り組みの一貫。
サンショット・イニシアティブでは、太陽光パネルやパワーコンディショナーなどの機器にかかる費用を除いた、
設計や施工、系統連系などに関わる手続きなどに必要なコスト(ソフトコスト)を2020年までに1 Wあたり0.6ドル(約48円)以下に削減することを目標にしているが、
今回のコンペでは現状のソフトコストから約65%削減し、1 Wあたり1ドル(約80円)以下にすることが参加者に求められる。
選考は2015年までに2段階に分かれている。第1段階では、設備容量2~15 kWの屋根向け太陽光発電システムを、平均ソフトコスト1ドル(約80円)/Wで5,000件設置しなければならない。
第2段階では、そのソフトコストが持続的に実現できるかどうかを確認するために、さらに1000件の設置をしなければならない。
優勝賞金は700万ドル(約5億6000万円)、2位と3位の賞金はそれぞれ200万ドル(約1億6000万円)、100万ドル(約8000万円)となっている。
日本では太陽光発電の普及施策として固定価格買取制度を導入したが、買取価格が高額、かつ対象や規模に関係なく一律の買取価格設定になっているため、
ソフトコストの削減、特に住宅などの小規模システムの導入コスト削減に対するインセンティブが働きにくい。今回のSunShot Prizeの様に、既存制度の穴を埋めるような取り組みがなされることが求められている。
カリフォルニア州の補助制度、透明化で太陽光発電産業を自立に導く
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20120307/207831/
住宅向け太陽光発電導入コスト削減の鍵はソフトコストか – 米ローレンス・バークレー国立研究所が発表
http://pinponcom.jp/energy/residential-pv-installation-cost-in-germany-much-cheaper-than-us/
アメリカ、太陽光発電導入コストは引き続き下落 – 国立研究所調べ
http://pinponcom.jp/energy/us-pv-installation-cost-continues-to-decline/
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