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イタリア、太陽光発電の割合が7.3%に達する
http://pinponcom.jp/energy/pv-output-in-italy-hit-7-3-percent-in-first-7-months-in-2013/
イタリアにおいて、2013年1月から7月までの全体に占める太陽光発電の割合が7.3%に達したことが明らかになった。
イタリアの送電事業者であるテルナ(TERNA)社は、2013年1月から7月までの7ヶ月間において、総電力需要に占める太陽光発電の割合が7.3%に達したことを明らかにした。
前年同期間における構成比が5.6%であったことから、大幅に増加したことになる。
7月単体の太陽光発電による発電量は20%超増加
7月における太陽光発電による発電量は2,957 GWhとなり、単月の発電量としてはこれまでで最大となった。前年同月の発電量が2,421 GWhであったことから、前年同月比で22.1%も増加したことになる。
その他の発電方式としては、水力発電が18.8%、地熱発電が4.8%の増加。一方、火力発電が14.1%、風力発電が18.3%の減少となり、太陽光発電が増加率としては最大となった。
全体では、国内での発電量が266 kWhとなり前年同月比5.3%の減少となり、総需要量に占める国内発電量の割合は88.2%となっている。
FIT適用停止の影響はいかに
このように前年同期と比較して大幅な増加となった太陽光発電であるが、業界には今後の先行きを不安視する声が多い。
イタリアでは、7月6日をもって新規太陽光発電設備に対するFIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)の適用が停止されているからだ(参考 : イタリア、新規太陽光発電設備に対するFIT適用を7月6日から停止)。
イタリアの太陽光発電累積導入量は17 GW、これは世界第一位のドイツ32 GWに次ぎ、二位となる規模だ。
今回のTERNA社の発表では、再生可能エネルギー比率が高まったのにも関わらず、
バックアップ電源として必要だと言われる火力発電の発電量は
逆に15.7%減少したこと、および輸入電力量も減少していると述べられている。
再生可能エネルギーの比率が高まった際の系統網の安定運用は、再エネ導入に向けた大きな課題の一つだ。
TERNA社の発表からは、太陽光発電が7%を超えても系統の安定運用に支障を来すことは無いとも判断できるが、このように大量導入への道筋がある程度見えてきたのにも関わらず、
制度停止により今後の発展に影響が及ぶとすれば残念な限りである。
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