http://www.asyura2.com/09/eg02/msg/838.html
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Photon誌による再生可能エネ100%シミュレーション(その1)
http://blog.livedoor.jp/murakamiatsushi/archives/51748021.html
さて、ツイートでは告知していたんですが、Photon誌2012年10月号に掲載された太陽光発電(PV)、風力発電(OnshoreWind=OW)による100%電力の供給についての記事について今回は紹介しましょう。
この記事は、Photon誌が2年の歳月をかけて独自に開発したシミュレーターで、ドイツの全電力供給を太陽光発電、陸上風力発電だけで供給させようとした場合、そのときに必要になる設備の規模と蓄電裝置、そして必要な技術水準と予想される電力価格について占っています。
ドイツ語が読める方は、非常に興味深い記事なので、是非、原文にトライしてみて下さい。
http://www.photon.de/index.htm
本来は記事を丸ごと翻訳してみてもよかったんですが(15ページにもわたる大きな特集)、時間もないし、許可を取っているヒマもなさそう、かつ、おそらく日本の方には意味不明のところがかなり出てくると思われるので、とりあえずはどんな内容で、どんな考え方、計算の仕方で、この100%シナリオを想定しているのか、そして結論はどんなものになったのか、ざっくりと要約して紹介しようと考えなおし、日本へ向かう飛行機の中で(今回はろくに眠れなかった…)、そして時差ボケに悩まされて眠れない夜をホテルで悶々と過ごしている時間帯にブログを書きはじめました。
さて、皆さんのお口に合いますかどうか。
Photon誌は、太陽光発電業界、および再生可能エネルギー業界では非常に力を持っている専門雑誌で、現在ではドイツのみにとどまらず世界各国語版(英語、フランス語、スペイン語、中国語など)や製造業や研究セクターの業界向けのプロ仕様の雑誌(PhotonPro誌)、あるいは各種の調査・研究機関、施設を独自に構えており、企業へのコンサルティングや読者出資のメガソーラーの取り組み、PV稼働の感知装置の開発・サービスの提供なども含め、かなり手広くやっており、もはや雑誌社というより応用研究所という体と成長している雑誌社です。日本にはそんなの見当たらないですよね。
そして今回は、Photon誌が、これまでにドイツの各専門家機関が提供している各種の調査報告書、シナリオ、シミュレーションでは満足することができなかったため、Photon誌所属の専門家が、独自にシミュレーターを2年がかりで構築、それを納得できる条件で動かすことで、100%供給シナリオの道筋を読者に提供しようという、度肝を抜く取り組みが行われました。
(続く)
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