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●空中の電磁波から電気を回収:印刷した回路で
ジョージア工科大学の研究チームが、空中の電磁波からエネルギーを回収する方法を開発した。
インクジェット・プリンターで作った装置を使い、FMラジオからレーダーまでの広い周波数帯域から、
少量の電力を集めることができるようだ。
技術自体は新しいものではない――周辺のWI-FIの電波などから少量のエネルギーを集める構想はすでに提案されている(機器もいくつか出ている)。しかし、これらはたいていが、電磁スペクトルのごく一部からしか電力を得られない(わずか数kHzのこともある)。ジョージア工科大学の新しいシステムは、100MHzから15GHzまでという、ずっと広い電磁スペクトルからエネルギーを引き出すことができるという。
良い点は、エネルギーを回収する装置を作るのが簡単だということだ。回路は、紙や紙に似たポリマーに、インクジェット・プリンターを使って印刷する(ナノ粒子のエマルション(懸濁液)を加えている)。ポリマーに印刷した場合は、60GHzまで利用できる可能性がある。
携帯電話などのガジェットはいつか、これまで使っていなかった電波を使ってバッテリーを補えるようになるかもしれない。ただし、現在は得られるエネルギーが小さく(50mW程度)、いまのところ小さな家電でさえ電力を自給させることはできない。
とはいえ、このエネルギーを小型のコンデンサーにためることができれば、低エネルギーで利用が断続的なデバイス(温度センサーなど)に一時的に電気を供給したり、ソーラーパネルなど、エネルギーを集めるほかの装置を補ったりはできるだろう。
ほかにも、システムが修復されるまで必須機能を維持したり遭難信号を出したりする、重要なつなぎの機能を果たせる可能性がある。
左は普通の紙。右はカーボン・ナノチューブでコーティングされた紙。電子顕微鏡写真:Yi Cui
コンピューターや携帯電話等に組み込み可能な軽量型バッテリーの実現が近づいたようだ。
普通の紙に、カーボンや銀のナノマテリアルをコーティングすることで、バッテリーやスーパーキャパシタ(大容量コンデンサー)を作る技術が開発されたのだ。
科学者らが、普通の事務用紙と大差ない紙に、カーボンや銀のナノマテリアルをコーティングすることで、バッテリーやスーパーキャパシタ(大容量コンデンサー)を作る技術を開発した。12月7日(米国時間)に『米国科学アカデミー紀要』
(PNAS)ウェブサイトで発表されたこの研究により、科学者らは、コンピューターや携帯電話、ソーラーパネルに組み込むことができる、印刷可能な軽量型バッテリーへと近づいたことになる。
この「紙に印刷した回路で電気を回収」と「紙に充電できる紙バッテリー 」の技術開発は画期的だ。
さらに発展していけば、スマホやパッド、携帯、小型LED電灯なんかは充電不要になる可能性の可能性もあるのだ。
ノーベル賞は難しいかもしれない。しかし人の役に立つ、凄い技術だと思う。
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