03. 2012年8月03日 03:35:00
: TedDW8m3uo
【「大麻取締法」のフシギ】船井幸雄の「今一番知らせたいこと、言いたいこと」 http://www.funaiyukio.com/funa_ima/ 日本の立法府と行政機関は狂っているのではないか? ……それともGHQ(占領軍)=アメリカに押しつけられた法律だから、いまもアメリカのマネをしているのか? ……というフシギな法律があります。 それは「大麻取締法」という法律なのです。 戦後アメリカのいうことをきいて、害があるというので、世界中で禁止の方向に行った大麻草やその加工品は、1990年ころからこんなに有効なしかも無害といっていい植物が他にないことが分り、いま世界中で解禁されつつあります。 その中でアメリカ連邦政府は、年間80万人も逮捕者を創っていますし、ついで日本でも2000〜3000人が逮捕されています。しかし、他の国では1人も逮捕されていません。それが大麻草とその加工品についての栽培や所持についての罰則の実情です。 大麻というのは、俗にヘンプと言われていますが、麻科の1年草で110日で高さが3m−4mになり茎の直径も2−3cmになる、まっすぐ上にのびる生育の早い植物です。 いま分っているところでは、この大麻草は衣料、紙、建材、エネルギー(石油の代替品になります)、医薬品、嗜好品など用途は多く、害はほとんどないということです。 嗜好品としてもタバコやアルコールよりは全く安全で、しかも大麻草自体は肥料が不要、それでいて連作は可能で土壌の改善までしてくれる植物だというのです。放射能汚染にも効くもようです。 それがどうして日本やアメリカでは目の仇にされるのか、などの実情が分りました。 実に人間って我欲のかたまりの動物ですね。 私はいろいろ考えるところがあり、8月初旬に『悪法!!「大麻取締法」の真実』という本をビジネス社から船井幸雄著で出すことにしました。 きょうは同書にどんなことを書いたか、同書の「はじめに」の一部と全目次をここに紹介し、日本とアメリカがなぜ狂ったようになっているかをはっきりさせたいと思います。 まず「はじめに」の一部から紹介します。これは今年6月25日に書いた文です。 ではお読みください。 はじめに 本書をまとめるまで、私は「大麻取締法は悪法のようだ」と思っていました。 現状では、たしかに「天下の悪法」と言ってもよいような運用がなされています。 しかし、調べるうちに大麻産業は「金の卵」であることがよくわかりました。とりあえず上手に運用すれば、日本だけで10兆円〜30兆円も経済効果をあげそうです。農家はもとより、国民も日本国も助かるし、企業としてもJT(日本たばこ産業株式会社)が5つくらい生まれる以上の効果まではすぐに行きそうです。 本書ではそれらの実情を、できるだけ客観的に示します。 このように言いましても、私は大麻という植物を、現実には見たことがありません。当然、大麻草からできた現物や製品は麻製の肌着くらいは持っていますが、それ以外はほとんど見たことも手に取ったこともありません。 ただ大麻には縁がありそうです。 大麻のことをはじめて詳しく聞いたのは多分、1954年(昭和29年)ごろだと思います。 当時、京大の農林経済学科の学生だった私は卒業論文のことで、先輩である指導教授に相談に行きました。その時、教授から言われたのです。 「船井君、いま日本の農業は衰退期に入ろうとしているね。それを盛り返し、さらに日本と日本人の精神を建てなおすのには、僕は大麻が一番だと思うんだ。しかし1948年(昭和23年)に「大麻取締法」が制定されたために、いまは取りあえず一切タッチできなくなった。悲しいことだ。これが農林経済学を専攻する学生のベストの卒論のテーマなんだが、現状では如何(いかん)ともしがたい。仕方がない。他の興味のあることを卒論では書きなさい」とその教授はアドバイスをしてくれたのです。 戦後すぐGHQ(連合国軍最高司令部のことを以下「GHQ」と書きます)が、日本と日本人を骨抜きにするために日本に押しつけた3大政策の1つが「大麻取締法」であるらしいことも知りました(他については本書内で書きます)。 そのようなこともあり、本書では、はじめて大麻について学生時代にもどり、卒論を書く気で調べて書いてみたのです。 それともう一つ、本書の出版をいそいだ理由があります。 経営コンサルタントと経営者業を本業とする一方で、昔から情報マンでありPRマンだった私には、世界中に多くの人脈があります。その大半は、すばらしい情報通の人たちです。現在も彼らとは多くの情報交換をしております。 それらの中の特に大事な情報を、日本人の特別の(有意の情報に関心ある)人たちに知らせたく思い、今年2012年(平成24年)1月5日(木)に「船井メールクラブ」という有料メルマガクラブを発足させました。 会員は数回ほど私のブログ(船井幸雄ドットコム)でPRしましたところ、1000人余が応じてくれました。 このクラブでは毎週木曜日に、特別に大事と思える情報を発信しており、毎月の第一木曜日だけは、私自ら2万字をこえる情報を提供しています。 その第1回目の1月5日(木)に私の書いたのが「大麻」のことなのです。 ところが1000人余の「船井メールクラブ」の会員さんからは、それについての反応も実際的な行動もほとんどありませんでした。 そこで今月(2012年6月30日)、1〜5月の第一木曜日に私の発信した「船井メールクラブ」の文章を原文にして、大幅に削ったり、付加してわかりやすくして『船井幸雄がいままで口にできなかった真実』という題名の本を徳間書店から発刊することにしました。 きのう辺りから、書店に並んだのかこの徳間の新刊の反応が出て来ましたが、いまのところ「大麻」についての反応はほとんどありません。 「ない」も同然です。 いろいろな事情があり、大麻のことを上手に書くのは「むつかしいな」と思うのですが、どうしても「大麻」について、ここでもう1冊、まとまった客観的な本を出してみたくなったのです。というより、その必要性を感じています。 とはいえ、調べれば調べるだけ、知れば知るほど大麻取締法は、廃棄したほうがよいし、そこまで行かなくともすぐに上手に運用するべきだと思えます(転載ここまで)。 ついで、同書の目次をそのまま紹介します。 はじめに 序章 大麻についての大誤解 大麻は麻薬ではない 大麻はアルコールやタバコよりも安全 「ダメ、ゼッタイ」は本当か 大麻取締法が、大麻の適切な利用を阻害している 規制当局とマスコミによるプロパガンタ 日本の伝統文化を破壊し続ける行政の愚 日本の精神文化を破壊する大麻取締法という悪法 第1章 大麻の有効性を認めないで厳罰に走る日本 大麻の利用促進の潮流に乗らない日本 大麻の真実を気づかせたくないらしい行政 麻文化研究家の逮捕劇の茶番 違法捜査も当たり前? 流れ作業で行われるずさんな捜査 裁判でわかった大麻取締法の矛盾 第2章 多種多様な良い効果を持つ大麻 産業用としての大麻=ヘンプの多様性 環境にやさしく石油製品の代替になる ヘンプ紙の活用でバージンパルプの使用量を減らせる 建築用木材の代替としても期待 ヘンプからプラスチックを作る研究も ガソリンの使用を低減できる 世界中で医療に貢献してきた大麻 医学博士が見た大麻について 医療大麻以外に有効な治療法がない疾患がある 放射性物質の汚染を浄化する可能性もある 第3章 大麻を規制する人たちの現実 国際的な麻薬規制に乗り出したアメリカの思惑 ねつ造されたマリファナの脅威 アメリカが大麻を規制する真の埋由 石油資本のライバルとなるはずだった大麻産業 日本における大麻規制のはじまり 日本を弱体化させる政策のひとつだった 神道の力を弱めるために麻を奪ったGHQ 日本人に大麻を持たせたくなかったようだ 規制するのに有害性の調査すらしていない 危険という根拠もない 第4章 大麻取締法は国家の陰謀か 成立過程でポツダム宣言に違反している 麻薬を規制する国際条約に違反 法の構成要件が欠如している欠陥法 行為の違法性に対して過剰な刑罰 栽培許可制度の不適切な運用 厚生省麻薬課長への証人尋問でわかった矛盾 よこしまな立法の経緯が生んだずさんな運用 大麻を解禁しても大麻利用は広がらない ゲートウェイ論の嘘 大麻取締法があるために薬物が蔓延する 大麻取締法は国家による暴力装置 法改正は段階的に行うべきだ 第5章 大麻取締法の撤廃や上手な運用で日本は豊かになれる 大麻取締法を緩和・廃止することで大きな経済効果が得られる 大麻の栽培許可の運用を弾力化するだけでも大きなメリット 生産量が適正になれば現在の10倍以上に市場が広がる 石油製品の代替としての大きな需要 木材の代替としてヘンプが活躍 栄養価の高い麻の実は自然食品として人気 野生大麻の有効利用で年間1億円の収入 医療大麻の売上予測はガンだけで78億円 医療費を大幅削減できる 嗜好大麻を解禁することで税収増 ハームリダクションによる現実的な政策を 大麻取締法の廃止による弊害は常識的には何もない 大麻取締法による損失は、はかりしれない 大麻取締法という支配の道具を国民の手に取り戻そう あとがき(目次転載ここまで) 以上のような次第です。何か感じるところがおありと思います。 この本を読みますと、大麻取締法に関連して、「最近数百年の世界の歴史」「国益とか国の政策とその変化」「GHQ」「アメリカという国」「日本に対する戦後のアメリカの政策」「日本の官僚」「日本人の本質」「石油時代」「そしてムチャを通して道理がへこんだ世情や法律」のことなど、関連するいろんなことが分ります。人間についてもよく分ります。 ぜひ同書を御一読いただきたく、きょうは同書のことをPRかたがた紹介いたしました。よろしく。 =以上=
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