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東京電力、若手社員が独自に改革案 首脳部が一蹴 「毎日新聞」
http://www.asyura2.com/09/eg02/msg/681.html
投稿者 蓄電 日時 2012 年 6 月 19 日 15:36:40: TR/B2VKXCoTU6
 

東京電力、若手社員が独自に改革案 首脳部が一蹴
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20120302k0000m020116000c.html


昨年12月、政府の電力改革の標的となっていた東京電力本店(東京・内幸町)内に
「コードネーム・希望」と記されたA4判5枚の文書が出回った。
作成したのは燃料部や資材部などに所属する中堅・若手の有志社員。政府が東電を実質
国有化する−−。報道を通じて政府内部の動きが伝わり、社内に動揺が広がった時期だった。

若手が動いたのは「政府の機先を制し、東電主導の改革を実現する」(改革案作りに関与した
社員)のが狙いだった。文書には「国から分割案を押しつけられるのを待たずに
新しい電力供給の議論を主導する」とある。

改革案は、生き残りの条件として

「原子力国有化」「電気料金値上げ」を挙げ、
「徹底的合理化」「発電と送配電の分割」をセットで実施するのが柱。新生東電の姿を
「若い世代が希望や夢を持てる会社」とした。

この文書は東電首脳部にも届いたが、一蹴され、その後の経営方針に生かされることはなかった。
文書には「民主党政権が倒れて自民党政権になれば事態が好転するという期待は甘い」とも
あった。「首脳部の一部は、与野党逆転が実現するのを期待しているのでは」(東電関係者)
との声も漏れ、首脳部批判とも受け取れた。

いったんは封印された改革案だったが、間もなく、東電改革の全体像を示す総合特別事業計画を
立案中の政府の原子力損害賠償支援機構と東電の計画素案で、息を吹き返す。
素案の目玉とされる「分社化」案だ。
若手の改革案では現在の燃料調達、発電、送配電の3部門制のうち、
発電を原子力発電会社(国営)と四つの火力、水力発電会社に5分割し、
計7事業に分けてそれぞれ会社を創設する案を盛り込んでいた。
支援機構の素案は、燃料調達と火力発電を統合し、送配電と小売りの
計三つの社内カンパニー(会社)を設置する方針だ。東電を「完全解体」し、
民間に資産を売却せずに済む内容だった。

東電や政府関係者によると、改革案をまとめた有志社員は、支援機構の幹部と接触し、
東電の経営合理化策などについて定期的に意見交換してきたという。若手改革案と機構素案では
事業分けなどに違いがあり、政府関係者は「機構が改革案を採用したわけではない」と
指摘しつつも、「若手の改革の動きは心強い」と語る。

改革文書が東電内に出回ったのと同じころ東電中枢の企画部の中にも「社内改革」の動きが
芽生える。昨年12月27日、東京都内の高層ビルの一室に中堅、若手社員約30人が集まった。
民主党内で東電改革を主導し、東電首脳部との交渉役とされる仙谷由人政調会長代行と
旧知の財界人の「講話」を聞くためだった。
会合は3時間以上に及び、東電の現状や改革に取り組む姿勢について議論が交わされた。
「私の話に熱心に耳を傾けた連中が次の東電を担うだろう」。
次期会長候補にも取りざたされている財界人はこう述べた。
「料金値上げは権利」と主張して政府への対抗心を隠さず、「抜き打ち」の
法人向け電気料金値上げなどで主導権を維持しようとする東電首脳部との対立が激化する中、
支援機構側には「現実路線に導くパイプ」とも映る。

政府は勝俣恒久会長や西沢俊夫社長ら取締役全員を退任させる方針で、西沢社長後任は内部からの
人選を進める。支援機構は部長級の中堅幹部を個別に面接し、内部改革の旗振り役にふさわしい
人材発掘を急いでいる。
「東電は人材の宝庫。我々は現首脳陣に安心して去ってもらうために次代を担う優秀な人材を
結集している」。仙谷氏周辺は自信をのぞかせる。東電改革を巡る攻防は、東電内部の
世代対決の様相も帯びている  

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コメント
 
01. 2012年6月20日 11:55:01 : BISrbz0I1s
「次の選挙応援しない」労組が圧力〈原発列島ニッポン〉
http://www.asahi.com/national/intro/OSK201206190171.html


大飯原発構内で社員や協力会社の作業員らに訓示する関西電力の八木誠社長=19日、福井県おおい町大島、関西電力提供
 今月8日。民主党の中川治衆院議員(大阪18区)の事務所に1本の電話が入った。

 「大飯再稼働に反対の署名をして、印鑑も押されていますね」

 電話の主は、関西電力労働組合。中川氏によると、電話を取った秘書は、こう告げられた。「このままでは次の選挙、応援できなくなってしまいますよ」


02. 2012年6月20日 22:34:32 : BISrbz0I1s
東電は会社更生するべきだった…料金審査委員長 : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120620-OYT1T00989.htm

東京電力の家庭向け電気料金の値上げ申請を検証する経産省の有識者会議
「電気料金審査専門委員会」で20日、委員長の安念潤司・中央大法科大学院教授が
「(東電は)本当は会社更生(法の適用を)をしておくべきだった」と発言した。

安念氏の発言は、委員会に出席した全国消費者団体連絡会の阿南久事務局長が
「値上げの前に、東電に融資をした銀行や株主の責任を問うべきだ」と訴えた
ことに答えたもの。さらに、安念氏は「会社更生ですっきりすればよかったが、
政府が(東電を)つぶさないと決めた。我々は与えられた要件で、議論している」
と苦しい胸の内を明かした。


03. 2012年7月31日 20:52:38 : IjzGnfI6FA
実質国有化の東京電力改革加速 12年度末めどに社内カンパニー
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012073101002289.html
2012年7月31日 17時40分

 31日に実質国有化された東京電力は、収益基盤の強化に向けた経営改革を本格化する。2012年度末をめどに火力発電と燃料調達の両部門を一体運営し独立性を高めた「社内カンパニー」を設立。都市ガスや石油元売りなど外部企業の資金やノウハウを導入し、発電効率の向上や燃料の共同調達などに取り組む。

 原発再稼働のめどが立たず火力発電頼みの状況が続く中、収益悪化の最大の要因である燃料費を抑制する狙いがある。

 13年度中に送配電部門と小売部門もそれぞれ社内カンパニー化し、経営判断の迅速化や外部企業との連携強化を図る。


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