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【飛躍カンパニー】ウィンド・パワー・いばらき 鹿島灘沖に風力発電100基構想 (sankeibiz)
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110930/bsl1109300500000-n1.htm
茨城県神栖市で洋上風力発電所を運営するウィンド・パワー・いばらき(水戸市)は風力発電機を増設する。7基が稼働中の神栖市沖に来年はじめにも8基着工するほか、鹿島港湾区域沖合に100基の大規模発電所を建設するプロジェクトも2013年度の事業開始を目指して動き始めた。
太陽光や風力などから作った電気を電力会社が全量買い取る義務を明記した再生エネルギー特別措置法が8月に成立したのを受けて計画を進める。稼働中の7基は東日本大震災で最大5メートルの津波に耐えたものの、陸上の送電網が寸断され電力が供給できなくなった教訓から「100基の計画は(消費地に直接電力を供給する)地産地消型の洋上風力発電所を目指したい」(小松崎衞社長)と意気込む。
同社は昨年6月、国内初の外洋の洋上風力発電所を稼働させた。発電用風車7基を設置し、1基当たりの出力は2000キロワット。発電所全体で7000世帯分の電力を賄う。12年中に8基の発電用風車を着工し、さらに鹿島港湾区域の護岸から500〜4000メートルの沖合に大型風車100基を設置する大規模洋上風力発電所を建設するプロジェクト「新エネ・メガサイト」事業も具体化させる。同計画が今年7月、環境省の進めるモデル事業に選ばれ事業が本格化した。
環境省は来年4月施行の改正環境影響評価法(環境アセス法)で新たに風力発電も環境アセスメントの対象とする方針。陸上と違い低周波騒音などの影響が少ない洋上では、陸上と同じ規制が必要ないため、同プロジェクトをモデル事業として洋上実証試験データを収集する。
1基当たりの出力を5000キロワットから最大1万キロワットと想定し、風車や発電機などの製造は富士重工業と日立製作所が協力する見通し。今後は、資金調達が課題だ。
既存の7基は津波でも発電設備や構造体に影響はなく、震災発生3日後の3月14日には再稼働したが、売電先の東京電力の送電網が寸断され運転停止を余儀なくされた。今後は災害時にも地域に直接供給できる「地産地消」を目指す方向で、自治体と協議していく考えだ。
日本の洋上風力は、北海道せたな町が運営する瀬棚港と「サミットウィンドパワー」が運営する山形県酒田港の2カ所で稼働しているがいずれも港湾内。沿岸の洋上発電は、適地の少ない日本にとって風力発電拡大には不可欠だが、国内ではまだ神栖市沖の7基にとどまっている。
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