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◇宇宙太陽光発電、実証実験へ…電力を電波に変換
人工衛星を使った太陽光発電の実用化に向け、三菱電機や京大、宇宙航空研究開発機構などが、
電力をマイクロ波に変換する技術の実証実験をこの春にも始めることが22日、わかった。
宇宙を模した空間でマイクロ波を10メートル伝送するもので、成功すれば、2025年以降の
宇宙太陽光発電の実用化に弾みがつきそうだ。
宇宙太陽光発電は、地上の太陽光発電よりも10倍も高効率とされ、夢の発電システムとして
注目されている。宇宙での太陽光の強さは地上の2倍で、日照時間は、雲などで遮られる
ことがある地上の4〜5倍になるためだ。
三菱電機は、長さ約200メートルの楕円(だえん)形の発電システムを備えた
小型衛星を40基打ち上げ、原子力発電所1基分(約100万キロ・ワット)の電力をまかなう
「ソーラーバード」構想を提唱している。
具体的には、赤道上空3万6000キロの静止軌道にある人工衛星で、光を鏡で集めて発電し、
電力をマイクロ波に変換して地上に送る仕組みだ。マイクロ波は、人体に影響のない電波に
調整し、海上などに設けた数キロ四方の受電設備で受け取り、再び電力に変換する。
(2011年1月22日14時35分 読売新聞)
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▽記事引用元 YOMIURI ONLINE 「リンク切れ」
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110122-OYT1T00460.htm
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