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今、自然エネルギーが原発に代わるとか、自然再生エネルギーを日本に本格的に導入しようという動きが出てきていますが、これは机上論であり、ある一定の比率は可能かも知れませんが、実際には日本では不可能と言えます。
具体的には、昨日の朝日新聞夕刊でトップで、【風力発電 あえぐ自治体 赤字・故障・撤去も高額】と報じていましたが、【風力発電】はまともに稼働していない実態があります。
また、健康被害、渡り鳥への悪影響もあり、この狭い日本でこれ以上、風力発電が出来る場所が確保出来ない事態になっているのです。
風力発電は風が通る場所でないと発電しませんので、当然、自然条件に左右されます。
一般的に風力発電の設備利用率は20〜30%と言われており、これでは安定した電力供給源になりえません。
この朝日新聞では、北海道オホーツク海岸に位置する興部町(人口4200人)が2001年に1億9000万円かけて丘の上に出力600キロワットの風車(発電所)をつくり、余った電力は北海道電力に売電してきたものの、町が負担した町債(4500万円)は返済が出来ず、しかも昨年、修理費が3,000万円〜4,000万円掛ると分かり、昨年10月に風車を止めています。
国が1億4500万円負担したにもかかわらず、巨大な粗大ごみになってしまったのです。
また、2001年から2002年に750キロワット2基、600キロワット2基を設置した新潟県上越市は、売電収入が
想定していた半分以下にとどまり、2009年度までに2億円もの累積赤字を抱える事態に陥り、一旦撤退を検討したものの、撤去費用と途中撤退する場合に国に返済しなくてはいけない費用を併せれば4億円に上ると判明し、
このまま不採算のまま継続することにしたとしています。
勿論、成功しているところもありますが、設備利用率が20〜30%で、しかも風頼みであれば安定した供給源にはなりえないのは事実です。
また、太陽光発電も同じで大規模太陽光発電が計画されています中近東・北アフリカの砂漠では、ほぼ365日雨が降らず、発電効率もそれなりに確保できるでしょうが、この砂漠には問題が2つあります。
日中50度を超える暑さと砂嵐です。
特に熱は空気が50度ということは、設備は60度、70度になることも考えられ、耐用年数が想定の半分以下に
なる可能性もあります。
また、砂嵐も大規模な砂嵐は少ないですが、小規模の砂嵐は日常茶飯事であり、砂が太陽光パネルを覆えば当然発電効率は落ちます。
では日本は、と言いますと曇り・雨も多く安定した太陽光を得る場所は限られており、しかも日中のみの発電となりますので、仮にこの太陽光発電が爆発的に普及した場合、夜間の発電はどうするのかとなります。
火力・水力となるのでしょうが、日中、火力・水力発電の効率を下げることになり、最も発電コストが安い火力・水力発電のコストを引き上げることにつながります。
結果、自然エネルギーを導入すれば、物凄い電力料金アップにつながり、日本の製造業は日本で生産など出来ない事態に陥ります。
では一体何が良いのでしょうか?
以前指摘しました20万キロワット程度のガスタービン・ディーゼル発電機を電力を使うところに設置することだと
言えます。
今でも東京・品川にこの手の発電所がありますが、温廃熱はお湯にもなりますので、マンション等はお湯を温める必要もなく、このお湯を冷房にする技術もあり、年中新たなエネルギーを必要としない循環システムとなります。
また、消費地に近いところにこの発電機を設置すれば、送電ロスもかなり削減出来、効率は飛躍的に上がります。
何も一部の財界人が提唱している自然エネルギーに頼らなくても、既存の技術を使えば、より安くより効率のよい
発電が出来るのです。
どうなるか分からない、自然再生エネルギーに数兆円〜数十兆円もの新規の投資をするより、より安上がりな
既存の技術を原発の代わりに普及させる方が遥かに日本の為になるはずです。
ガスタービン・ディーゼル発電は温暖化に悪い?
今や世界で「温暖化」云々という国は日本くらいしかありません。
しかも、日本のマスコミも今や「温暖化」という言葉をあえて使わないようになりつつあります。
国民に分からないように、黙って「温暖化」説を取り下げているのです。
イギリス・BBCとゴア元副大統領が大キャンペーンを張った温暖化説=排出権ビジネスになりますが、を信じているのは今や日本国民位しかいません。
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