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ソーラーフロンティア(東京都港区)は10日、宮崎県国富町で7月フル操業を予定している太陽電池
製造工場を報道陣に公開した。県内3カ所目となる同工場は、東京ドームの約8.6倍に当たる約40万
平方メートルの敷地面積で建物面積は15万8000平方メートルで、年間900メガワットの電池が生産可
能となる世界最大級の太陽電池製造工場という。
国富工場は11年2月から段階的に稼働を開始。東京ドームの約8.6倍に当たる約40万平方メートル
の敷地面積で建物面積は15万8000平方メートル。従業員数は約800人で、製造装置の大型化、生産
工程の自動化やモジュール面積の大型化で生産効率が高いCIS薄膜太陽電池の生産を実現し、日
本だけではなくドイツ、米国を拠点に太陽電池を世界中に販売していく。
同社は、昭和シェル石油の100%子会社で、07年から宮崎市に、第1工場で20メガワット、第2工場で
60メガワットを生産しているが、国富工場では装置の大型化・自動化やモジュール面積の大型化を実
現、フル稼働で住宅約30万世帯分・原子力発電所約1基分に相当する900メガワットの生産が可能で、
3工場合わせて約1000メガワットの生産を予定している。
製造されるのは、銅(Cu)、インジウム(In)、セレン(Se)の化合物からなるCIS薄膜太陽電池。朝夕の
波長の長い光を取り入れやすく、太陽光に光を当てると実際の出力が定格出力を上回り、影に強い回
路構成という3点が大きな特徴という。現在主流の結晶シリコン系太陽電池に比べ、年間発電量が約8%
も上回る実績が報告されており、吉田博工場長は「太陽を浴びると元気になる」と語り、まだまだ研究開
発の余地は十分にあり、量産規模の拡大でコストダウンも予想できることから次世代型の太陽電池とし
ての可能性が期待されているという。
同社の3工場がある宮崎県は、日照時間・快晴日数とも全国3位という恵まれた環境で、国内でも太陽
光発電システムの普及に特に力を入れ、太陽光発電普及率も全国2位を誇る。県は「太陽と緑の国
みやざき」をスローガンに09年3月に「みやざきソーラーフロンティア構想」を打ち立て、宮崎大学などと産
官学一体となった太陽光発電推進事業に取り組み、太陽光発電のモデル地区としても注目を集めている。
東日本大震災による福島原発事故以降、原発に代わる発電への関心が高まる中、太陽電池について
の問い合わせは増えているといい、吉田工場長も「東日本が(大震災で)元気がない状態なので、太陽電
池を生産することで西日本から元気を発信したい」と意気込みを語っている。(毎日新聞デジタル)
ソース:毎日jp BizBuz(ビズバズ)
http://mainichi.jp/select/biz/bizbuz/news/20110613dog00m020010000c.html
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