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チタン酸ストロンチウムと発電
2007年の年頭にチタン酸ストロンチウムで高効率な熱電素子ができたと言う報道があった。その後も、開発が続けられている様子だ。多分、ネット上で手に入る最も新しい資料はhttp://www.engg.nagoya-u.ac.jp/techno/seeds/doc/sd_321.htmlであり、名古屋大学の太田裕道准教授が中心となって研究されているもの。それとは別に、
http://premium.nikkeibp.co.jp/em/ecolabo-kita/03/index.shtml
http://premium.nikkeibp.co.jp/em/ecolabo-kita/04/index.shtml
でも、ある程度の概要が読める。
実を言うと、熱電素子の開発が進んでいるだろうとは思っていたが、現実にチタン酸ストロンチウムという結構実現可能性があるものが開発されつつあると言うことは知らなかった。今日、久しぶりに新エネルギー関連のページをいろいろ見ていたらその紹介ページに偶然行き会ったと言うこと。
これ、地熱発電と組み合わせると、非常に高効率で安価・安全な発電システムができるのではないだろうか?でも、現状はまだまだ素子を作ることで精いっぱいの様子。記事にも「2020年の主役」とあるから一般的に使われるようになるには10年はかかると言うことなのだろう。
でも、パソコン用の記憶素子だって、15年ほど前にはとても想像もつかなかったような進歩をしている。SDメモリーなんて1990年代から見たら夢のまた夢の話で、とても信じられないような大容量が1cm四方のチップに記憶ができる。多分、それと同じで、熱電素子についても今から10年か20年先にはびっくりするようなものが実用化されているのかもしれない。
もっとも、エネルギー問題が解決されても、世界が平和になるかというとそれはそれで別問題であるのはほぼ確実だ。
*6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。
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