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三菱自動車が公称するi-MiEVの一充電最大走行距離は160kmである。しかし実際の実用走行距離は40km程度らしい http://www.asyura2.com/09/eg02/msg/222.html
株式日記と経済展望 2010年5月16日 日曜日 都内にも登場した電気自動車のi-MiEVタクシー
i-MiEVは例によって音もなくしずしずと、しかしトルク感に溢れた力強い加速で走り始めた。
私も試乗したときに何度か同じ目に遭っている。人工音声で「そこのけそこのけクルマが通る」とやるのか、疑似エンジン音を流すのか。このあたりは各社今後の課題だろう。後付け部品でフェラーリ調やランボ調の疑似エンジン音発生装置が売り出されるかも知れない。 「しかしこのクルマ、加速が良いですね。何かで読んだのですが、元々はガソリン仕様の軽自動車だそうで、元になったクルマよりも良いそうです。」 i-MiEVはタクシー専用車両よりも加速感に優れている。個人的な体験談とはいえ、プロがおっしゃるのだから間違いは無かろう。 「良いこと尽くめですね。すると問題点はいまのところ航続距離だけかぁ……」 三菱自動車が公称するi-MiEVの一充電最大走行距離は160kmである。急速受電は機構上その8割までの充電に留まるので、単純計算で128kmになる。誠に失礼ながら“話半分”で見たとしても64kmは走れるはずだ。それが現場の意見は40kmであると……。日の丸リムジンの実戦配備開始が3月25日からだから、二か月も経たずして早くもバッテリーが劣化してしまった…はずも無いだろう。 客商売としては、万が一にもバッテリー切れで途中でお客さんをおろす羽目になったら目も当てられない。ブログやツィッターのいいエサである。となれば、うんと余裕を見て「40km走ったら充電に帰って来い」と指示していても不思議はないし、ドライバーさん自身が経験則としてそう判断しているのかもしれない。 「それじゃここから羽田や成田に行ってくれ、と言っても断られてしまう訳ですね?」 このあたりは現場と管理側で“温度差”があるのだろう。もう少しゴネたら品川まで来てくれたのかも知れない。まあどうでも良いや。 「目的地が遠くて行けません、となると、乗せておいて何だ! それでもタクシーか! と怒り出すお客さんはいないですか?」
EVタクシーの航続距離問題は、今のところ乗客の理解と厚情によりクリア出来ているというのが現状である。しかもこれは丸の内という土地柄もあるのだと思う。関西の怖いエリアで同じ事を言ったら客はキレるに違いない。 ◆プリウスタクシーのお話 1月23日 増田タクシー 私もタクシーにお客様をお乗せいたしますと、一番多い会話が「プリウス」に関することです。燃費はどの位?、音は静かだね、力はあるの?など様々です。お客様の方からお尋ねになって来て頂けるので、会話のネタには困りません。いくつか、プリウスタクシーにつきましてご説明させて頂きます。 良く、お乗せする際に「オー、プリウスか!燃費がいいから、タクシー料金は安いのだろうなぁ〜」とからかわれてしまいます。皆さん、これからも、私たちプリウスタクシーを宜しくお願い致します。
都内ではハイブリットカーのプリウスのタクシーをずいぶん見かけるようになりましたが、タクシー会社にとっても燃費のいいプリウスはタクシー向きなのだろうか。実用燃費はリッター15キロぐらいだそうですが、タクシーはエコロジー運転する訳にも行かず飛ばさないといけないし、エアコンも夏になればガンガンかけなければならない。 やはりタクシーの車で問題になるのは航続距離であり、長距離のお客さんを乗せてガス欠や燃料補給する訳にも行かないから、いつでも数百キロは走れるようにしないと深夜で長距離のお客さんは乗せられない。プリウスならリッター15キロでガソリンタンクが50リットルだから700キロ以上は走れる事になる。 日経の記事によれば、電気自動車のネックはやはり航続距離にあるらしい。一回の充電で160キロ走れるカタログ性能ですが、途中で充電する訳にも行かないから40キロくらい走ったら充電に戻らなければならないようです。40キロといったら2,3人の客を運んだだけで充電に戻らなければならない。 だから個人用で買うにしても奥さんの買い物用の車としてしか役に立たないだろう。それに急速充電スタンドもまだ普及していないから急速充電もままならない。だから問題は自動車用のバッテリーの性能の向上が無ければ電気自動車が普及するのは今のところ難しいだろう。 確かに電気自動車は部品点数も少なくて作ること事態は容易ですが、限られたバッテリーを有効に使うためのコンピューター制御が一番のポイントになるだろう。回生エネルギーも有効に使う必要もあるし、車体も軽く作らなければならない。だから試作車はどのメーカーも作ってはいますが製品として出ているのは三菱のアイミーブぐらいだ。 実際にタクシーとして使ってみると東京駅から羽田までの客は乗せられないとすればタクシーとしては使えない車だろう。同じエコロジーな車として電気自動車とハイブリッドカーを並べて考えられがちですが、タクシーのような実用車としてはハイブリッドカーのほうが実用レベルに達しているし、販売価格もガソリン車とほとんど変わらなくなって来ている。 問題は電池の量産化とコストダウンですが、簡単なようでいろいろと壁があるらしい。プリウスやその他のハイブリッドカーが量産できないのも電池の供給に限界があるからであり、三菱のアイミーブもリチウム電池の供給が遅れて一日数台の量産ペースだ。自動車メーカーとしてもいろいろデーターを収集しながら作らなければならない。 最近もガソリンの値上がりが気になりますが、レギュラーで140円台でハイオクは150円台に値上がりしてきました。円高になっていなければ160円から170円くらいになっていただろう。だからハイブリッドカーや電気自動車に注目は集まりますが、ガソリン自動車ばかり作ってきたメーカーが電気自動車を作るのは、機械を作ってきた会社がパソコンを作るメーカーに変わるくらいの大きな変化になる。 しかも電池にしてもコンピューターにしても家電製品の電池やパソコンとは使う環境が異なるからそのまま流用できる訳ではない。現在のガソリン自動車も電子制御で走っているから走るコンピューターとなっていますが、ハイブリッドカーや電気自動車はより高度なコンピューター制御が必要になる。
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