日本経済立ち直りの方策は、原発をやめ、地熱発電を大規模に取り入れることしかないと思っています。
１．原発については、現実的にコストが大変に高いこと。政府発表では１ｋｗｈで5円というが、現実には分かっているコストだけで１ｋｗｈ20円ほどになり、これに廃棄物処理、特に高レベル廃棄物の処理費用や使用済み燃料の再処理費用を入れたら多分30円は軽く超え、40円や50円になるはず。高レベル廃棄物の保管が数万年は必要であることを考えると、本当は、処理費用が永遠に積み上がることになり、原発自体を廃炉にしても高レベル廃棄物の処理はほぼ永遠に続く。

２．地震との関係で、もし、原発の近くで大きな地震が起これば、原発震災になる可能性が高く、その場合のコストは数百兆円では済まないはず。たとえ大きな原発震災にならなくても、原発の故障は数多く出るはずで、その回復に何年間もかかることになる。現実に、2007年の中越沖地震ではＭ6.8という中規模の地震であったのに、2010年の4月時点で7つある原子炉のうち一つしか運転の再開ができていない。

３．純国産エネルギーで安心安全な地熱発電は、ＣＯ２を出さないし、24時間12か月安定して発電できる。つまり、原発や火力発電の代替えとして機能でき、原油がＬＮＧ、石炭の輸入を減らすことができる。コレラエネルギー関連の輸入代金は総輸入代金の3割にも上るので、これらの資本が国内で流通すれば景気はよくなる。

４．4万キロワットから10万キロワット程度の規模なので、分散した発電所網が必要だが、技術進歩により都市近郊での発電も可能であり、うまくやれば発電コストは１ｋｗｈ6円から8円ほどになるはず。ここまで安くなれば、国際的な競争力も出てきて、企業誘致もできる。

５．現在の技術で商業発電ができているフラッシュ発電は地方に適地が多く、公共投資として地熱発電開発をやれば、不況にあえいでいる地方の建設業へのテコ入れになる。また、地熱発電所は危険な施設ではないので、周辺開発を総合的にできる。特に北国では温熱供給ができるので、地域一体型の開発によって、多分非常に生活コストの安い都市を実現できる。 　

コメント
01. 2010年4月21日 13:57:13: ygeAi6ZZvk 最初から地下にある熱湯をくみ上げるのではなく、（毒がある水なので公害になっちゃうから）きれいな水を通した管をマグマで熱くなった岩にあてて熱湯にする方式の奴ね。
02. 2010年4月21日 14:24:16: bM6jC7W9Jw うん、だいたい正しいな、これをみんす塔がすすめるべきですな。「地熱発電！」
03. 2010年4月22日 01:38:39: ShrpjVNbPg おまけに世界中でこの技術を欲しがるだろうから、日本経済復興の切り札にもする事ができる。
04. 2010年5月12日 23:15:34: fz6LjdSspY 地熱発電所の世界シェア７割を日本のメーカーが占めていて、ジャワ島にある世界最大級の地熱発電所も日本の富士電機によるもの。 けれど日本国内では温泉業界と折り合わないため建設が進まないんだって。 温泉と発電どっち取るかって言われたら・・・温泉なのかなぁ。 （ピノ）

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