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“火山型”バイオマス発電所 http://www.asyura2.com/09/eg02/msg/200.html
ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100128-00000003-natiogeo-int 火山のすぐ近くに暮らしたいと思う人はそう多くないだろう。だが、イギリス北東部の都市ストックトン・オン・ティーズにある”グリーン火山”なら、地元住民から愛され、信頼を得る日も近いはずだ。 この“火山”とは、建築家トーマス・ヘザーウィック氏が設計したタワー型のバイオマス発電所。2010年後半に建設開始予定で、10万世帯を超える住民の生活を支える量の熱やエネルギーを生産できるという。 外見は周囲の草原と調和するよう火山の形にデザインされた。すぐ近くには工業地域だったミドルヘイブンがある。電力会社バイオ・エネルギー・インベストメンツが進める再開発プロジェクトの責任者マシュー・デー氏によると、さびれてしまったミドルヘイブンは、“火山”によって活性化し生まれ変わろうとしているという。 「目立たぬよう小さくするのではなく、記念碑のように大きく立派な発電所にしようと考えた」と同氏は話す。 地元の期待通り、高さ85メートルの堂々たる一種のバイオマス・プラントになる予定だ。もちろん、既存の農地を食用作物からバイオ燃料用作物へ転作する必要はない。マレーシア産パーム椰子の搾油後に残る殻「パーム・カーネル・シェル」が活用される。 燃料となるパーム椰子の殻は、地元の道路の交通量増加を抑制するため、川沿いの発電所までマレーシアから船で輸送される予定だ。 「燃料輸送をはじめとするさまざまな努力により、石炭火力と比較してCO2排出量を最大80パーセント削減できる。火山から黒煙がたなびくこともない」とデー氏は説明する。 居住地区の目と鼻の先という立地にも大きな利点がある。発電時の廃熱を回収して、近隣住宅への熱供給に利用できるのだ。同氏はこのプロジェクトを「CO2排出量抑制を実現する地域社会形成への第一歩」と表現する。地元住民からも幅広く意見と要望を募ったという。 「私たちが挑戦しているのは、住民がその存在を隠したり無視するのではなく、地元に密着した魅力ある発電所を建設することだ」と同氏は述べている。 Christine Dell'Amore for National Geographic News
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