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http://www.sumitomocorp.co.jp/topics/2009/20090501_141000.html
インドネシアでの地熱発電所が続々と完工しています
ラヘンドン(Lahendong)地熱発電所3号機外観(一部)
大臣らによるセレモニーの様子
ワヤン・ウィンド(Wayang Windu)地熱発電所全景(写真中央は冷却塔から排出される一部の地熱蒸気)
世界最大の地熱エネルギーを保有するインドネシアで、当社が土木・据え付け込み一括工事請負(フルターンキー)で受注した地熱発電所が相次いで完成しています。2009年2月にラヘンドン地熱発電所3号機(北スラウェシ州、発電容量:20MW)ならびにワヤン・ウィンド地熱発電所2号機(西ジャワ州、発電容量:117MW *)が契約納期までに完工し、稼働を開始しています。
円借款が供与され、当社がインドネシア国営電力会社(PT.PLN (Persero):PLN社)向けに受注したラヘンドン地熱発電所3号機の完工式が4月15日に行われました。来賓として鉱業エネルギー大臣、PLN総裁、地熱蒸気を供給するPT.Pertamina(Persero)総裁、 北スラウェシ州知事、日本大使館参事官、JICA関係者らが参列、近隣からも多くの方が訪れ、500名近い人々が集まりました。式は2007年に同じく当社がフルターンキーで受注し、完工済みの2号機(発電容量:20MW)と合わせて実施され、完工記念碑の建立、来賓からのスピーチ、地鎮祭および地熱の蒸気を利用したセレモニーが執り行われました。大臣やPLN総裁からは、同州における電力の安定供給、今後の地熱発電開発に期待するコメントが述べられました。
インドネシアに潜在する地熱の総発電設備容量は27,000MWに及ぶと言われており、これまでに1200MW弱の電源が開発されてきました。今後のさらなる再生可能エネルギーの有効利用のため同政府は地熱発電の開発を進め2020年までに6000MWを目標とする計画を発表しています。同国において1990年代半ばより6案件・8基(合計発電容量:約500MW)のプロジェクトに携わってきた当社は、今後も開発協力が期待されています。
*2009年4月時点における単機の地熱発電設備としては世界最大級の発電容量を持つ