http://www.asyura2.com/09/eg02/msg/1627.html
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日本で地域熱供給は普及するか? と、その前にもっと理性を働かせよう。
http://blog.livedoor.jp/eunetwork/archives/44665436.html
昨年の12月に1週間ほど日本のある都市を訪問しました。ドイツから地域暖房の設計をすでに25年以上手がけているエネルギーエンジニアと共に、日本のその都市において地域熱供給の熱源(コジェネ)、配管、システムのプレプランニングを実施するためです。
そこで驚いたのは、日本の既存建物(商業施設、公共施設、ホテルなど)にすでに設置されている給湯装置(ボイラーなど)の過剰な出力規模。お湯を使用している流量の測定結果から精密に計算すると、本来20kW出力で十分に賄えるような建物においても、ちゃっかりと200kWのボイラーが2台居座っている、なんてことばかりでした。おそらくこうした過剰出力の設備の設備利用率(稼動率)は年間5%にもならないでしょう。なんせ20〜30倍の出力が据え付けられているわけですから。
『頭を使いたくない(お施主さんが自分で調べたり、計算するのが面倒くさいので設計者任せ)→ノウハウや能力がない(その設計者はそもそも計算出来ないので設置業者任せ)→一瞬でもお湯がぬるくなればクレームばかりのお施主さんにはどうせ分からないのだから安全側に大きな設備を設置し、出来る範囲でお金儲けをしたい(業者が保身のためにもっとも都合の良い設備を導入)、という一連の流れで、設備を安全側、安全側に関係者すべてが見積もって、施工される頃には熱源の出力過剰や配管径の過剰、ポンプの過剰が10倍とかになることはよくあることだよ、これはドイツでも、欧州でも一緒。でもここはちょっとひどすぎるけどね・・・』というのが、ドイツ人エネルギーエンジニアの感想でした。
さて、皆さんはエネルギー源とどんなつきあい方をしていますか? 過剰設備になっていない?
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