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APP、中国子会社の蘇州の工場に屋上太陽光発電設備が完成、世界最大級の規模
http://www.eic.or.jp/news/?act=view&serial=33514
インドネシアと中国の紙パルプ製造企業グループ、アジア・パルプ・アンド・ペーパー(APP)の中国子会社、金紅葉紙業グループは、同国蘇州の工場に、屋上太陽光発電設備を完成させた。屋上設置として世界最大級の規模があり、太陽光パネルの大きさはサッカーコート42面分にあたる30万m2に及ぶ。
太陽光発電設備は、工場の12の生産施設や倉庫、管理棟すべてに取り付けた1万枚の太陽光パネルで構成する。出力は20MW(2万kW)で、年間2000万kWhの発電電力量が見込まれる。工場がある地域の約6000世帯に供給できる電力量となる。中国のCO2排出削減に貢献し、地域に電力を供給する。
中国で再生可能エネルギーへの投資が進行していることから、屋上太陽光発電設備を設置した。金紅葉紙業グループは中国に4つの製紙工場と16の加工工場を運営し、従業員は1万3000人を超える。家庭紙やトイレットペーパー業界のリーダーで、50万t以上の原紙と60万tの最終製品を生産している。
世界最大級の総合紙パルプ企業群のAPPグループが持つ紙、パルプ、加工製品の生産能力は年間1800万tを超え、120カ国で製品を販売している。APPは環境負荷低減を推進し、生物多様性保全や地域の権利保護を狙いにしたビジョンを2012年6月に立ち上げ、2013年2月に森林保護方針に着手している。
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