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ドイツ、電力大手イーオンの原発・石炭発電部門の切り離しについて 村上 敦
http://www.asyura2.com/09/eg02/msg/1491.html
投稿者 蓄電 日時 2014 年 12 月 14 日 21:24:48: TR/B2VKXCoTU6
 

ドイツ、電力大手イーオンの原発・石炭発電部門の切り離しについて
ドイツ・フライブルク市から地球環境を考える 村上 敦
http://blog.livedoor.jp/murakamiatsushi/archives/51877538.html

はい、皆さん、一昨日、11月30日の日曜日には、エネルギー部門の大きなニュースが流れました。

ドイツの四大電力大手と言われる中でも、最大規模を誇るエーオン社(E.On)が、原子力・火力という既存型の発電事業を本体から切り離し、完全に分社化、そして本体とは切り離し上場するという計画がプレスリリースされたからです。
http://www.eon.com/de/presse/pressemitteilungen/pressemitteilungen/2014/11/30/new-corporate-strategy-eon-to-focus-on-renewables-distribution-networks-and-customer-solutions-and-to-spin-off-the-majority-of-a-new-publicly-listed-company-specializing-in-power-generation-global-energy-trading-and-exploration-and-production.html
(独語、プレスリリース)

このニュースは、ドイツの各メディアや日本にまで駆け巡りました。
http://www.spiegel.de/politik/deutschland/e-on-verabschiedet-sich-von-konventionellen-energien-a-1005865.html
(独語、例:Spiegel)

http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM01H0I_R01C14A2EAF000/
(日本語、日経新聞)


さて、この出来事を捉えて、ドイツでも、日本でも、「既存エネの大手までが、再エネを本流にする時代に!」、「化石や原子力ビジネスの崩壊!」などの趣旨で、脱原発派、自然エネ推進派は、鬼の首を取ったようなコメントをしているのが散見されます。

が、僕にはこの出来事は、大手企業の狡猾な「利益は株主に、損失は国民に」というフレーズのこれまで通りのやり方にしか見えません。

というのも、

1.エーオン社が推進しようと、しまいと、ドイツにおけるエネルギーヴェンデの動きは止められそうにはないこと。

理由:国民の9割以上が迅速なエネルギーヴェンデを重要なテーマだと賛同している。
http://jref.or.jp/column_g/column_20140710_01.php
http://www.unendlich-viel-energie.de/mediathek/grafiken/akzeptanzumfrage-erneuerbare-energie-2014


2.これまで散々にエネルギーヴェンデの推進を阻んできたエーオン社などの電力大手よりも、それを草の根で推進してきた市民エネ組合などの地域密着型で、分散型、そして小規模型のステークホルダーがより活躍したほうが、エネルギーヴェンデ自体は安価に、迅速に、うまく進みそうなこと。

理由:投資事業組合などの大投資主や電力大手、シーメンスなど大企業が、エネルギーヴェンデと唱えることは、洋上の大規模風力発電の大々的な開発(一極集中)と、そこを起点に国内を縦断する馬鹿げた規模のスーパーグリッドの大規模・大量導入を意味していることから。市民エネ組合など地域におけるステークホルダーは、都市+農村の広域地域範囲でのエネルギーヴェンデを推進したいと考えている。
http://www.amazon.co.jp/


3.自身で国内で大規模油田でも所有していない以上、既存エネのビジネス環境が、とりわけ欧州やドイツでは厳しくなっている情勢は変えられそうにないこと。

例えば、このニュースよりも先に、Vattenfall社は、自社の褐炭発電部門の売却を希望・計画していることが発表されている。
http://www.finanznachrichten.de/nachrichten-2014-11/31891465-vattenfall-plant-den-ausstieg-aus-der-braunkohle-stromerzeugung-171.htm

単に時代・社会の要請に(もちろん国民の希望も含む)、原子力発電、褐炭発電は、対応できなくなってきているという事実があるだけで、イデオロギー的にエーオン社が原発から再エネに改心したというようなニュアンスは一切ありません。


4.エーオン社は、プレスリリースで述べているように、「再エネを推進します!」という綺麗事だけを言っているわけではないこと。現在のエーオン社は、不採算部門の天然ガス発電、石炭発電事業部門と、将来のリスクが大きな原子力部門を単に、完全に切り捨てるという決断をしただけのこと。

2010〜11年には、第二次メルケル政権に振り回された形で、「脱原発の期限延長→福島第一原子力事故→古い原発の即時停止→原子力法の改正により脱原発期限の短縮(元に戻す)」という事柄に対して、国と州を相手取って、巨額の損害賠償請求を他の電力大手と同じように起こしており、裁判での審議は今も続けられている。

もちろん、表向きの法的な解釈のみを考えるなら、自由競争のもとでのこうしたじゃんけんの後出し的なメルケル政権の対応に対して、訴訟しないことは、株主への背任という理解もできる。

しかし、そもそも第二次メルケル政権の発足を可能にした選挙で(2009年秋)、保守勢力に大きな支援を行い、脱原発期限を延ばすように要求したのは、他でもない電力大手であり、同時に、エネルギーヴェンデに対して大きなキャンペーンで反対してきたのも(その財源を捻出したのも)エーオンを中心とする電力大手である。

もともと、1999年のシュレーダー政権との契約を反故にし、脱原発の進展を実質的に先送りしていたのも、エーオン社である(2000年の原子力法による脱原発の規定が、脱原発の年月日ではなく、それぞれの原発に振り分けられた残り運転時間に対してだったので、2009年の選挙で保守勢力が勝利するまで、古い原発の設備利用率を意図的に低下させることで、本来はすでに廃炉されるはずの原発も、第二次メルケル政権による原子力法の改正まで延命を図った)。


5.また電力自由化が本格化した今では、料金で他社との差別化、つまり規模の原理でより安価に電力を提供することができないようになり、同時に企業イメージも悪く、顧客を減少させ続けてきたこれまでの経緯があり、それを今回の分社化でグリーンウオッシュしようとしている意図が見られること。


6.そして最大の問題点が、原子力発電所の廃炉と、核廃棄物(低・高レベル)の処理問題だ。

時間順に解説すると

@脱原発が決まるまでは、これらの処理費用は安価であることを喧伝し続け、電力料金における処理向けの積立・上乗せ費用は安価に抑え、原発は安価であるがゆえに推進するべきとの立場だった大手電力企業が、

Aかつ、こうして集められた巨額の積立費用を、基金などにする積立や特別口座ではなく、自社の資本として他の事業分野に流用し、莫大な利益をこの積立金によって得てきた企業が、

B2011年の脱原発期限の短縮(というか元に戻す)によって、これ以上の原発の延命処置は不可能と判断し、これまでの積立資金では、将来の廃炉+核廃棄物処理するコストには足りないと言い出し(また、市場は完全にこの費用では足りない、もしくはリスクがかなり大きいという判断をしている)、

C国が脱原子力基金(バッドバンク)を作るなどして、これまでの積立費用(それによるこれまで上げてきた巨額の利益はもちろん含まない積立原資のみ)は国に返すから、廃炉・核廃棄物の処理は国(=脱原子力基金)がやるべきだと言い出し、それが国民から大きな反発を受けると、

DVattenfall社が素早く、ホールディング形態を見直し、再組織化することで、親会社とドイツの原発運営会社とを切り離すことで、破綻&逃げ切り策で、債務履行の追求を避けるような動きを示し、これまた国民からの大きな反発を受けると、
http://www.handelsblatt.com/unternehmen/industrie/kosten-fuer-den-ausstieg-vattenfall-entzieht-sich-der-haftung-fuer-akw/9911578.html

E政治的に、こうしたホールディング内での債務不履行を許さないように法整備を進めるとの方向になり、

F最後には、このエーオン社の決断は、分社化→売却・株式上場による完全独立化で、本体との債務不履行を狙っているとしか思えない。


ということで、このニュースを喜んでいる場合ではありません。

明らかなことは、

1.これまで日本でも、ドイツでも、政治的に正当だと考えられてきた廃炉&核廃棄物の処理費用のための積立金では、本来必要になるだろう廃炉&廃棄物処理の金額には、全然足りないように(ボンクラ市民・政治家以上に)市場はすでに考えていて、

2.その程度は、常に先送りをしてきた原子力事業モデルでは表面に出てくることはなく(だって本格的な廃炉を1基もしていないんだもん、日本は・・・)、ドイツのように旧東ドイツの原発廃炉を経験し(とはいえ、計画の数十倍のコストをつぎ込んでも、まだ廃炉の終わりが見えていない・・・統一から25年経とうというのに・・・)、同時に、脱原発、廃炉の「先」の時期が明らかになって、はじめて表に出てくるが、

3.その程度が明確に社会に判明するよりも前に、当然、運営事業者は、いかにそれを自身で負担せずとも良いのかの抜け道を探し、それを仕組みとして決めてしまう、

ということですね。で、それによる僕自身の不安なんですが、

4.結局は、国民による負担で処理することになるが、問題は、その額(負担)が大きすぎて、かつ、その負担は、高度成長&バブルを謳歌してきた世代ではなく、少子高齢化で重度の社会保障費を負担しなければならない世代によって担われれなければならず、かつ、その将来の原子力発電による恩恵をほとんど受けていない世代では、その負担を受け付けることができそうもないように思われ、

5.同時に、それは今現在に理性で考えられている安全な廃炉&核廃棄物の処理のレベルを大きく下回ることを意味しているように思われることである。

つまり、僕個人の予想ですが、ドイツや日本での人間の命が50年前と同じぐらい安価にならない以上は、とりわけ日本の場合、大半の原発は、廃炉と言ってもほとんどの原発は単に停止・放置されるだけで、実際には解体作業の無期限の先送りという事態になりそうだと思っています。

これは福島第一の事故処理でも同じですね。最終的な理性的な廃炉処理はできっこないように思います。

僕だけかな、こんな心配性は・・・

独最大手、原発を分離 再生可能エネルギーに特化 - 47NEWS(よんななニュース) http://www.47news.jp/CN/201412/CN2014120101001152.html  

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コメント
 
01. 2014年12月15日 06:24:07 : jXbiWWJBCA

クリーン経済の実現は経済性を伴いつつある
2014年12月15日
アンドリュー・ウィンストン  環境戦略のコンサルタント
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気候変動を阻止することは、経済発展にも寄与する――これを自明の理とする米企業が増え、本格的に動き出しているという。各社単独でのサステナビリティ活動にとどまらず、非営利のプラットフォームを介した連携が特徴的だ。本誌2015年1月号の特集「CSV経営」関連記事。

?2014年9月23日、企業のCEOたちと世界各国の首脳がニューヨークの国連本部に集結し、国連気候サミットが開催された。このハイレベル協議が開かれる以前から、多くの企業、そしてビジネス界で新たに影響力を持ち始めた人々が気候問題に警鐘を鳴らし、行動を起こそうと呼びかけている。さらに、再生可能エネルギーのコストも急落している。こうした情勢を背景に、私たちは2つの側面で大きな転換を迎えている。気候変動に対する民間セクターの価値観と行動への決意、そしてクリーンエネルギーの経済性――これらがともに変わろうとしているのだ。

?しかし、残る1つの側面――ビジネス界と消費者である市民の関係については、いまだに大きな断絶がある。

?まずは最近ビジネス界で起きた主な出来事を振り返ってみよう。

●6月、元米財務省長官のヘンリー・ポールソンとロバート・ルービン、そして元ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグが主導し、「危険なビジネス」(Risky Business)と題した報告書を発表。気候変動がすでに地域経済に何十億ドルもの犠牲を強いており、今後は数千億ドルに上る資産や土地が危険にさらされると、簡潔かつ力強く訴えている。

●7月、けっして急進的な企業とはいえない食品大手ゼネラル・ミルズが、気候変動を阻止するロビー組織BICEPに参加を表明。ナイキやスターバックス、ベン&ジェリーズなどが参加するこの企業連合は、ゼネラル・ミルズの加盟によって、炭素価格制度などの気候変動政策に対して大きな影響力を持つことになる。続いてケロッグも、9月にBICEPへの参加を正式に表明した。

●9月中旬、経済と気候に関する世界委員会は、「経済発展と気候対策の両立」(The Better Growth, Better Climate)と題した報告書を発表。経済発展を目指すことと、私たちの生活の場と資源基盤(すなわち地球)を守ることは両立しない、という誤解を吹き飛ばした。

●9月22日、複数の有力な自然保護団体と企業団体がさらに連合したウィー・ミーン・ビジネス(We Mean Business)が発足し、報告書を発表。大手企業が気候科学の実態を把握し、それに基づいて行動を起こすことを確認した。その一環として、「RE100」という興味深い活動も始動。保険会社のスイス・リーや食品会社のマース、イケアなどが、100%再生可能なエネルギーを利用するという大胆な目標を掲げている(なお私はRE100の運営委員会のメンバーで、企業の参加を呼びかけている)。

●9月中旬には、世界的な大企業を含む1000社を超える企業と世界73カ国を代表して、世界銀行が炭素価格制度への取り組みを発表した。

●同じく9月、約900億ドルの資産を石油産業で築き上げたロックフェラー兄弟財団が、化石燃料関連企業への投資から撤退すると発表した。

?これらはすべて、1つ目の転換を象徴している。気候変動への取り組みに対する強い信念と決意が、民間セクターに広がっているのだ。ビジネス界において、この動きはもはや傍流ではなくなった。非営利団体のクライメット・グループが9月に開催したイベント「クライメット・ウィーク」では、ヴァージン・グループの会長リチャード・ブランソンやユニリーバのCEOポール・ポールマンなど気候変動対策の先頭を行く企業のリーダーたちが、初日のパネルディスカッションに参加。ポールマンは世界各国の政府に対して、政治に大きな影響力を持つ企業(おそらく化石燃料関連の大手企業だろう)の言いなりになるのをやめるべきだと訴えた。「声の大きな一握りの企業にばかり耳を傾けず、ビジネス界の多数派の声を聞くべきです。いま求められているのは、炭素価格制度の導入や、クリーンテクノロジーと省エネへのさらなる支援なのです」

?ポールマンとブランソンはこの手の会議の常連だが、他のリーダーたちもこの動きに加わりつつある。アップルのティム・クックもクライメット・ウィークに参加し、「何もしないで済む時代は終わった」と発言。「経済と環境のトレードオフを考える必要はありません。イノベーションを起こし、高い目標を掲げれば両立は可能なのです」と語っている。

?しかしながら、目標をそれほど高くする必要はないこともわかっている。最近の報告で注目に値するのは、炭素削減のコストがきわめて安価になりつつあることだ。

?この2つ目の転換こそ、気候変動への取り組みを大きく後押しするだろう。つまり経済性の向上が、環境に優しい経済システムへの移行を強く支えるのだ。ウィー・ミーン・ビジネスの報告によると、アメリカではエネルギーの効率化に対する投資の内部利益率は実に平均81%に達しているという。また、科学的根拠のある目標を掲げ、積極的に環境対策に取り組む企業の内部利益率は27%だと報告されている。最も高価な手段とされる再生可能エネルギーの価格でさえ、企業のCFOを驚かせるほど急落している。資産運用会社ラザードの計算によると、太陽光発電技術のコストは、この5年間で80%近く下がったという。炭素を大幅に削減すると損をするという考えは、きわめて時代遅れになっているのだ。

?このように、企業は「クリーン経済」の実現に向け、新しいビジネスの進め方を求めて大きく前進している。私はこの潮流を「大転換」(Big Pivot)と呼んでいる。ただし祝杯をあげる前に、いくつか注意すべきことがある。社会を形成する他の2つの柱――政府と市民もまた前進しなければならないのだ。各国政府はこれまで、気候変動対策に関する国際協議で大きな成果を上げてきたとは言い難い。しかし、地域単位では充実した対策が講じられている。たとえば、世界各地の46の炭素市場が全炭素排出量の12%をカバーしている。これは、小さいとはいえそれなりの数字だろう。

?消費者である市民も立ち上がらなければならない。私は9月のある日曜日、ニューヨークで開催された気候変動に関する大規模なデモ行進に家族と参加した。何十万もの参加者が、声を大にして気候変動対策を訴えた。しかしその中には、反企業・反資本主義を唱える人々も多く含まれていた。彼らの気持ちはわからなくもない。企業がひどい行いをすることもあるし、他のいかなる価値よりも短期的利益の最大化を優先する病理は、社会のみならずビジネス界自体にとっても危険だ。とはいえ、すべての企業を十把一絡げにとらえるのもよくない。

?クリーン経済を推進する事業はいまや数兆ドル規模の産業へと成長し、そこに身を置く企業は気候変動や炭素問題への対策を切望している。しかしそれは、他の大企業にしても同じなのだ。私は日曜日、“ビジネスグループ”(と呼ばせてもらう)に混ざってデモ行進をしたが、そこにはユニリーバやセブンスジェネレーション(家庭用品メーカー)の幹部や社員とともに、独立系発電会社NRGのCEOデイビッド・クレーンの姿もあった。

?NRGは現在、発電のほとんどを石炭に依存している。クレーンは環境問題について活発な発言をしているCEOの1人で、「私は猛烈に怒っている。クリーンエネルギー革命が必要だ」と訴えている。すなわち、私たち1人ひとりがエネルギー問題について考え、太陽光パネルを設置すべきだと主張しているのだ。これは、顧客に行動を促し政府に政策変更を訴える賢いやり方である。なぜならNRGや他のエネルギー関連企業が、よりクリーンで新しいエネルギーの供給に向けた方針を立てやすくなるからだ。

?現行のシステムに異を唱えるのは簡単だが、対策に向けて行動するのは容易ではない。私たちが必要としている第3の転換は、市民と企業が足並みをそろえることだ。地球と社会が発展しない限り、企業は繁栄できない。その逆もまたしかりだ。ビジネス界が生み出す資源やイノベーションなしに、豊かな社会を築くことはできない。

?ビジネス界で起きている転換は重要だ。しかし社会全体が無意味な断絶をつくることなく、力を合わせて行動することも必要である。気候変動は市民の問題でもビジネス界の問題でもなく、すべての人間の問題だ。


HBR.ORG原文:Two Forces Moving Business Closer to Climate Action September 24, 2014

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アンドリュー・ウィンストン(Andrew Winston)
環境戦略のコンサルタント。著書にGreen to Gold(邦訳『グリーン・トゥ・ゴールド』アスペクト、2008年)、Green Recovery、最新刊にThe Big Pivotがある。

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第2回  クリーン経済の実現は 経済性を伴いつつある (2014.12.15)
第1回  かつて「企業嫌い」と呼ばれたオバマは、 なぜ変わったのか (2014.12.10)
http://www.dhbr.net/articles/-/3013?page=3


02. 2014年12月16日 20:17:50 : J4PMRptE1Y
日立がスイスABBと送電事業で日本に合弁設立、国内電力改革で
2014年 12月 16日 18:25 JST
http://jp.reuters.com/news/pictures/articleslideshow?articleId=JPKBN0JU0FV20141216&channelName=topNews#a=1
1 of 1[Full Size]
[東京 16日 ロイター] - 日立製作所(6501.T: 株価, ニュース, レポート)は16日、 スイスの重電大手ABB(ABBN.VX: 株価, 企業情報, レポート)と、国内電力市場の高圧直流送電事業で日本に合弁会社を設立することで合意したと発表した。電力小売り自由化や電力会社の発送電分離に向け、送配電設備の需要が拡大することをにらんでいる。

合弁会社は東京に置き、出資比率は日立が51%、ABBが49%になる予定。両社の機関決定を経て来年4月の設立を目指す。事業規模は、日本の電力会社向けの送電市場に限定されることから年間10―20億円程度の見込み。

合弁会社には両社から2人ずつ計4人の役員を派遣。日立から会長兼CEO(最高経営責任者)、ABBから社長兼COO(最高執行責任者)を送る。

日本の電力システム改革による事業機会をとらえ、電力会社から日立が受注する送電プロジェクトにABBの最新技術を導入し、設計、エンジニアリング、機器供給を一括で請け負う体制を整える。

同日、合弁会社設立の覚え書きを交わしたことで、日立の中西宏会長兼CEOと、ABBのウルリッヒ・シュピースホーファー社長が東京都内で記者会見を行った。

中西会長は記者会見で、今回の国内送電事業をきっかけとして、ABBとの提携関係の拡大を検討する意向を示し、シュピースホーファーCEOも同意した。送配電の海外展開のほか、工場自動化システム(FA)事業での提携も視野に入れるという。

*内容を追加しました。

(村井令二 編集:山川薫)

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0JU0FV20141216?feedType=RSS&feedName=topNews&utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+reuters%2FJPTopNews+%28News+%2F+JP+%2F+Top+News%29&sp=true


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