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アメリカエネルギー省、2014年マイクログリッド・コンペティションを開始
http://www.eic.or.jp/news/?act=view&serial=32638
アメリカエネルギー省(DOE)は、通常の送配電網が停電しても、局地的に電気の供給を維持できる小規模ネットワーク(マイクログリッド)で、すぐれたシステム・運用実績をもつ団体を顕彰する「マイクログリッド2014 MVPチャレンジ」を開始すると発表した。
これは大統領の気候行動計画のもと、気候変動の影響に対する国民の備えを進めるための取組である。気候変動によって暴風雨などの気象現象が激しさを増し、停電発生時の経済的・人的損害も増大しているが、マイクログリッドは大規模送電網から切り離すことができ、緊急時の送電網トラブルの影響を緩和することができる。
この「チャレンジ」では、マイクログリッドを運用している団体(病院や排水処理プラントなど)が、そのグリッドの設計と運用データを提出する。DOEはこのデータから、マイクログリッドの性能や、地域のレジリエンス強化にどう生かされているかといった具体的情報を得ることができる。
提出されたデータは、4項目の審査基準−レジリエンス(強靭性)、クリーンエネルギー、効率、費用対効果−に沿って審査される。応募の部門として、医療、緊急シェルター(住宅、学校等)、自治体(警察、消防、排水処理プラント等)、商業(金融センター等)、産業(輸送、重要製造業等)、その他の公的施設、の6部門があり、DOEは各部門で1団体を選びそれぞれ10万ドルを授与する予定だという。
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