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メルケル首相への手紙(その3)
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訳書『メルケル首相への手紙〜ドイツのエネルギー大転換を成功させよ!(マティアス・ヴィレンバッハー)』の本書から抜粋の続編です
風力とソーラーによる国民経済的にベストなエネルギー供給の本質
私たちはジレンマを抱え(化石エネルギーは有限で、様々な袋小路に繋がっている)、一つの解決策を持っています(風力とソーラー)。
さて、そこで重要になるのが、この解決策を最良かつ国民経済的にもっとも有意義に具体化する方法です。私たちの経済の首を絞めるのではなく活性化して、その際に国家や人びとの負担も減らすには、どのように風力とソーラーを上手く組み合わせるのが一番良いのでしょうか?
魔法の方程式は次の通りです。――蓄電と送配電の必要性やバイオマスエネルギー利用を回避するために、私たちは可能な限り風力とソーラーにより、消費地においてエネルギーを生産し、それをダイレクトに消費する供給構造を築かなければなりません。
モットーは次の通り。――電力消費者にできるだけ近い場所へ生産設備を。それは、風力と太陽光発電設備を、ドイツ全土にできる限り均一に分散させることにより達成できます。――厳密には、自然保護法などが許す限り、地域的に風が最も強く、最良の立地に配置します。
このマスタープランを正しく実施するならば、私たちは現在ドイツに存在する二万五千基以上の風車は必要としません。これに加えて、私たちに必要なのは、できる限り恒常的に、つまり均一に電力を供給するような風力や太陽光発電設備です。
恒常性のためには、最大負荷時間数を高めることが必要です。風力設備の最大負荷時間数は、現在は平均二〇〇〇時間程度です。それを将来的には、最低でも四〇〇〇時間に、風の強い立地や海岸ではそれ以上に高めることが必要です。太陽光発電設備については最大負荷時間数を、今日の一〇〇〇時間から、将来的には一五〇〇〜二〇〇〇時間に高めることが必要となります。
これを達成することは可能です。
※注:最大負荷時間数とは、ある発電設備の一年の発電量(キロワット時)を、その最大出力(キロワット)で割った時間数。
この最大負荷時間数、つまり設備稼働率を高めることについては、本書の中で詳しく、わかりやすく解説しています。お楽しみに!
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