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拡大する再エネ・アグリゲーター ドイツのスマートグリッド「E-Energy」(4)「ICT 情報通信技術 地産地消タリフ
http://www.asyura2.com/09/eg02/msg/1228.html
投稿者 蓄電 日時 2014 年 5 月 04 日 18:49:41: TR/B2VKXCoTU6
 

拡大する再エネ・アグリゲーター ドイツのスマートグリッド「E-Energy」(4)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20131120/256097/?P=3

注目を集める再エネ・アグリゲーター

 変動する再エネ電源を集め、まとめて取引するディーラーすなわち「再エネ・アグリゲーター」が注目されており、実際に取引量を伸ばしてきている。

 個別の風力発電を集めて、電力市場と取引する動きが広まっている。少しでもいい条件で販売するためには、市場動向や天候を予測・計算するノウハウが必要になる。変動を平準化して、ターゲットとなる時間帯に過不足なく販売できることがポイントになる。地理的に広く集められれば、地域ごとの凸凹を平滑化することができる。

 個々の風力発電事業者が、多くのパラメーターを基に最適解を予測したり、広域にわたり連繋を主導して取引を行ったりするには限界があり、プロの出番になる。これがディーラーであり、再エネ・アグリゲーターである。直接取引の開始当初は多くのディーラーが登場したが、次第に集約されてきている。また、ディーラーと取引する風力事業者は2012年末時点で半数に上っている。

 風力は、地域の需要をコントロール(シフト)したり、蓄電池などと組み合わせたりすることで出力の変動を吸収できる。前々回に解説した仮想発電所(ヴァーチャル・パワー・プラント:VPP)である。このVPPもディーラーとの取引主体となる。

 日本でも需要家が節約(シフト)した電力を集めるデマンドレスポンス・アグリゲーターが登場しつつあるが、この再エネ版である。需要も供給の再エネも変動するが、統合することで安定化し価値を高められる。市場取引が価値を生んでいるのである。

再エネ普及、地産地消を促す地域内タリフ

 レグモドハルツ事業では、「2008年ケース(再エネ発電比率は3割)」「2020年ケース」「100%再エネケース」の3つをシミュレートしている。2020年ケースは100%再エネになるまでの途中段階という位置づけである。それぞれのケースで、風力は15万kW→25万kW→63万kW、太陽光は1万kW→9万kW→70万kWを想定している。

 100%再エネやエネルギーの地産地消を実現するための仕組みとして、電力価格の上下によって地域の需要に刺激を与える「地産地消タリフ」を設定する。域内需要量が風力と太陽光の2電力の供給量を下回る場合は、使用増を促すためにタリフを低くし、需要が2電力を上回る場合は、使用減とシフトを誘導するためにタリフを高くする(資料3)。

 タリフは9段階で、段階ごとにkWh当り4セントの価格差を設けている。したがって最大32セントの差が生じる。需給が一致している時間帯を第5段階とし、タリフをゼロにする。6〜9段階は「ペナルティタリフ」として上げていく。4〜1段階は「ボーナスタリフ」として下げていく。このタリフは、実際の電力料金に加算ないし減算され、タリフの総和はゼロになる。


http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20130607/249343/

2014年5月2日
IEAが描く再エネ45%普及の方策(2)
鍵はオペレーション変革と調整設備への投資
再生可能エネルギーはコストを上げることなしに45%まで普及できる――。IEAの試算は、長期的な視点と適切な施策の必要性を示す。後編は「電力システムオペレーションと調整設備への投資」について解説する。

2014年4月21日
IEAが描く再エネ45%普及の方策(1)
全体システムの変革により低コストで実現
再生可能エネルギーはコストを上げることなしに45%まで普及できる――。IEAの試算は、長期的な視点と適切な施策の必要性を示す。今回は「電力システムに適合する再エネの配置」について解説する。

2014年4月7日
火力並みのコストとなった再エネ発電
米国の風力、太陽光が続々と到達
再生エネルギーはコスト高――それは過去の常識だ。風力や太陽光の発電は、今や衝撃的な低価格を実現している。米国の最新事情を紹介する。

2014年3月3日
温室効果ガス40%削減のカギを握る排出権取引
EU-ETSは復活するのか
今回は、欧州委員会が示した2030年の温室効果ガス削減案の核心と見なされる排出権取引の改革案に焦点を当てて解説する。

2014年2月17日
EU温室効果ガス40%削減案の真実
経済成長と環境は一本化されたのか
今年1月、EU委員会は、2030年時点の温室効果ガス削減目標値を提案した。同時に再生可能エネルギー普及目標、省エネ対策に関する考え方、排出権市場の刷新案などについても公表した。今回は、この提案について...

2014年1月27日
新たな成長ステージに入った太陽光発電
欧州主導から世界成長へ
太陽光発電はこれまで普及を牽引してきたドイツをはじめとする欧州が減少に転じ、曲がり角にあるのではないかとの印象も受けるが、そうではない。世界各地が主役となる、本格普及の時代に入ったのである。

2013年12月16日
欧州電力の巨人が分散型システムの推進力に
ドイツRWEの戦略案が明らかになる
欧州のエネルギーの巨人、RWEは欧州が再エネを主とする分散型システムに移行していくことを認め、その方向をリードし、サポートすることを使命と位置づける。大規模電力会社の明確な方向転換を示す世界初の事例と...

2013年11月26日
拡大する再エネ・アグリゲーター
ドイツのスマートグリッド「E-Energy」(4)
ドイツのスマ−トグリッド実証事業であるE-Energyのうち、自然豊富な山間部ハルツ地方を舞台とする「レグモドハルツ」の事業を紹介する。再生可能エネルギーの100%普及を目指すモデルである。

2013年11月11日
「100%再エネ地域」を実現する方策
ドイツのスマートグリッド「E-Energy」(3)
2022年までに脱原発を決めているドイツは、発電に占める再エネの割合を2030年に50%、2050年に80%以上とする国家目標を持っている。再エネ資源に恵まれた地方は100%あるいはそれ以上のシェアが...

2013年9月30日
地域電力市場が分散型システムを可能にする
ドイツのスマートグリッド「E-Energy」(2)
日本では今、これまでの系統に加えて分散型のエネルギーシステムを構築すべきとされている。しかし、その事業モデルや運営主体については、明快なイメージが提示されていない。ドイツのE-Energy事業にはその...

2013年9月17日
風力発電と冷蔵倉庫を組み合わせた仮想発電所
ドイツのスマ−トグリッド「E-Energy」(1)
今回から、海外スマ−トグリッドの最新事情を取り上げる。まずはドイツのスマートグリッドである「E-Energy」を数回にわたり取り上げる。

2013年8月19日
「風まかせ」の批判を乗り越える風力発電
カリフォルニア州は再エネ比率3割の目標に着々
風力発電は、風まかせの不安定電源とされ、その導入量には自ずと限界があると言われ続けてきた。しかし、オバマ政権のグリーンニューディール政策や州政府のRPS政策などにより、着実に普及している。

2013年7月22日
風力発電の騒音問題を世界はどう捉えているか
「WiFiシンドローム」を克服する米国
今回は、風車と健康問題について海外ではどのように捉えられているのかを、アメリカの例を中心に紹介する。いずれも風車の騒音問題は心理的なものであるという内容である。

2013年7月1日
多様化するファイナンス手法が風力事業を後押し
米国風力発電の新潮流(2)
今回は、米国の風力発電の成長を支えている大きな要素がファイナンスだ。発電量減税(PTC)が持つファイナンスとしての意味を解説し、新しく登場しつつあるファイナンス手法を紹介する。

2013年6月17日
シェールガス革命を引き金に世界一を奪還
米国風力発電の新潮流(1)
シェールガス革命によって米国の再生可能エネルギー(再エネ)、特に牽引役であった風力発電は失速したのだろうか。グリーン・ニューディールは終焉を迎えたのだろうか。実は2012年の米国電源開発の主役は大方の...  

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コメント
 
01. 2014年5月07日 17:50:19 : wvTAblgeeA
☮2014年5月7日(水) 18:30〜 一般社団法人「自然エネルギー推進会議」設立総会 細川護熙氏、小泉純一郎氏ほか⁅IWJ⁆
http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5

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