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アメリカ環境保護庁、2014年のエネルギースター建物部門コンテスト勝者を発表
http://www.eic.or.jp/news/?act=view&serial=32282&oversea=1
アメリカ環境保護庁(EPA)は、2014年のエネルギースター建物コンテスト(Battle of the Buildings)の優勝者を発表した。コンテストでは、全米3000以上の建物のチームが、1年をかけてエネルギー使用の削減を競った。最優秀者となったルイジアナ州バトンルージュのクレイボーン小学校は、45.9%の削減を果たした。
2014年のコンテストには、全50州、ワシントンD.C.、プエルトリコ、アメリカ領バージン諸島から、25以上のタイプの建物が参加した。50近い建物が、1年間で20パーセント以上のエネルギー使用削減を果たしたという。コンテスト参加者が削減した温室効果ガス排出量は全体で13万トン以上、コスト削減は全体で2000万ドルになる。
このコンテストは、オバマ大統領の気候行動計画のもと、建物内のエネルギーの浪費に注目し、建物の所有者や使用者にエネルギー効率を高め、炭素汚染を減らし、費用の節約をするよう呼びかけるもの。商業用建物におけるエネルギー使用による温室効果ガスの排出は、アメリカの排出量全体の20%を占める。このエネルギーに費やされる費用も、年間1000億ドル以上と大きい。
参加した団体の多くが、コンテストを通じ、職員や生徒など、通常はこうした取り組みに参加しない人々の関与を促した。クレイボーン小学校では、生徒や教師に、エネルギー削減のために毎日の生活で何ができるかを教えた。たとえば、サーモスタットの調節、暖房やエアコンがついているときは窓やドアを閉めておく、部屋を出るときは照明を消す、毎日の終わりに、電子機器の電源を切るなどである。
学校の施設でも、暖房、換気、エアコン、照明などの自動制御を微調整し、人がいないところでは照明を切る、冷暖房は必要な時だけ作動するよう最適化したという。
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