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UAEで100MWの太陽熱発電所「Shams 1」が稼動開始
世界のCSPの容量の約10%に相当とのこと
http://solar-heat.sblo.jp/
http://solar-heat.sblo.jp/article/64791759.html
UAE(アラブ首長国連邦)で2013年3月17日に、大規模太陽熱発電所「Shams 1」の開所式典が行われたとのことです。
関係企業のサイト[1]〜[3]によると、施設の概要は下記の通り。
・場所:首都Abu Dhabiの近郊
・敷地面積:2.5km2(サッカー場285面分)
・発電容量:100MW
UAEの2万世帯の電力需要を賄える規模。
太陽熱発電所では世界最大級であり、
・湾の再生可能エネルギー容量の約68%
・世界のCSPの容量の約10%
に相当する。
・発電方式:
曲面鏡の前に設置されたパイプ内の油を、太陽熱で過熱。
これによりタービンを回転させ発電する。
・鏡の枚数:25万8,000枚
・パラボラトラフ集熱装置(トラッキング型):768個
・その他の設備:
・蒸気加熱用のブースター:
タービンに入る蒸気を加熱することで、発電効率を高める。
・ドライクーリングシステム:
冷却用の水の使用量を、劇的に少なくする。
・事業者:Shams Power Company
下記の3社が出資している。
・UAE「Masdar」:60%
・仏「Total」:20%
・スペイン「Abengoa Solar」:20%
・総工費:約6億ドル
・建設期間:3年
YouTubeには「Shams 1」を紹介する動画が多数投稿されており(下記はその一部)、流石に世界最大級のCSPであるためか、関心の高さが伺えます。
http://www.youtube.com/watch?v=f6eL6RTj_Vk
http://www.youtube.com/watch?v=LIgeVCaiOw8
圧巻の設備規模だけに、日常のメンテナンス(集熱用の鏡の清掃など)は相当な労力が必要になると思われますが、太陽熱発電の先駆的な取り組みとして、今後の継続稼動でどのような知見・ノウハウが得られるのか、という点にも注目・期待していきたいところです。
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