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4月17日12時2分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090417-00000067-mailo-l12
◇駅←→家庭間にくまなく停留所/徒歩時間を大幅短縮
◇車体軽量化で「電費」向上/オルゴール音で走行周知
佐倉市のユーカリが丘ニュータウンが、日本初の電気バス導入によって「徒歩数分で公共交通機関に乗って外出できる街」になろうとしている。24日から1カ月、街中を試験走行する電気バスには全国的な注目が集まりそうだ。
【斎藤有香】
ユーカリが丘は、71年に開発が始まったニュータウン。現在は245ヘクタールに約1万5000人が生活している。街の中を新交通システム「山万ユーカリが丘線」が周回し、各家庭が電車の駅まで徒歩10分圏内に位置しているのが特徴だ。
開発主体の山万(東京都中央区)は、住民の高齢化や、今後の地区拡大に対応するため、駅と家庭をつなぐサブ交通システムの導入を検討。電気だけで走るマイクロバス(定員12人)2台を試験的に運行することを決め、16日、計画を発表した。駅と各家庭の間に、くまなくバス停を設けることで、徒歩での移動時間を大幅に短縮する。
電気バスは排ガスを出さず、騒音もない。生活環境に優しいのが特長だが、05年から試験走行を重ねてきた紙屋雄史・早稲田大理工学術院教授によると、各地の試運転では「静かすぎて、バスが近づいてくる音が分からない」「バスが音もなく現れて怖い」などの意見もあった。このため、オルゴール音で周囲にバスの走行を知らせることも検討するという。
2台のうち1台は、非接触式の充電システムを採用。バスターミナルに停車するだけで充電できるため、こまめな充電によってバッテリーを小型化でき、従来の800キロから軽自動車並みの200キロまで軽減した。紙屋教授は「車体を軽くすることで『電費』が向上した。初期コストも削減でき、より実用に近づいた」と自信を見せている。
試験走行は5月24日まで。無料で体験乗車できる。1周5キロのコースを毎日8回、15キロのコースを毎日2回運行する。
4月17日朝刊