★阿修羅♪ > エネルギー2 > 1048.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
北欧から考えるスマートグリッド 〜再生可能エネルギーと電力市場自由化〜 「(株)富士通総研」
http://www.asyura2.com/09/eg02/msg/1048.html
投稿者 蓄電 日時 2014 年 3 月 14 日 17:02:19: TR/B2VKXCoTU6
 

北欧から考えるスマートグリッド
〜再生可能エネルギーと電力市場自由化〜
http://jp.fujitsu.com/group/fri/report/research/2011/report-366.html

主任研究員 高橋 洋  2011年1月


要旨
スマートグリッドが世界的に注目を集めている。スマートグリッドは、IT(情報技術)の力で多様な供給者と需要者をリアルタイムに繋ぎ、電力の需給を分散的に最適化する、次世代の電力網を指す。欧州では地球温暖化対策として再生可能エネルギーを導入するという動機から、アメリカでは拡大する電力市場において発電や送電への設備投資を抑制するという動機から、スマートグリッドへの取り組みが進んでいる。

これに対して日本では、電力市場の拡大が見込めず、また再生可能エネルギーの普及率が低いため、いずれの動機も顕在化していない。一方で既存の電力システムが高い水準で確立されていることもあり、電力会社を中心にスマートグリッドに対して前向きでなかった。しかし日本でも、欧州と同様に再生可能エネルギーの導入という動機があるはずであり、特に北欧の取り組みを参考にしてスマートグリッドに本格的に取り組むべきというのが、本稿の主張である。

北欧では、1990年代から電力市場の自由化を進めてきたが、それがスマートグリッドの前提となっていることが重要である。供給者と需要者が市場において自由に電力を取引することが、需給の最適化を図る最も効率的な手段であると信じられ、実践されている結果、デンマークの風力発電がノルウェーの水力発電によって補完されるなど、北欧4カ国で不安定な再生可能エネルギーが柔軟に吸収されている。

今後他国も風力発電などを大幅に増加させる計画になっており、電力の逆潮流への系統安定化対策として、家庭などの需要者をスマートメーターによって能動化する必要があると考えられている。その手段がスマートグリッドなのである。

日本では、再生可能エネルギーを大量導入する動機も、そのための技術的蓄積もある。一方で、家庭用太陽光発電対策に特化した、独自の「日本型」スマートグリッドを追求する動きもあり、ガラパゴス化が懸念される。北欧からの教訓を踏まえて考えれば、日本もグローバル標準に沿ったスマートグリッドを積極的に推進すべきであり、その前提として電力市場の自由化を早急に進めるべきというのが、筆者の提言となる。

全文はPDFファイルをご参照ください。
北欧から考えるスマートグリッド
〜再生可能エネルギーと電力市場自由化〜 [614 KB]  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
  削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告する?」をクリックお願いします。24時間程度で確認し違反が確認できたものは全て削除します。 最新投稿・コメント全文リスト

▲上へ      ★阿修羅♪ > エネルギー2掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧