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弘前大、流動的な岩石を利用する地熱発電技術を考案−適地以外でも発電が可能
掲載日 2014年03月11日
弘前大学北日本新エネルギー研究所の村岡洋文所長らは、地下深くにある流動的な岩石を利用する新しい地熱発電技術を考案した。深度3キロメートル程度まで掘削して注水。蒸気として熱エネルギーを回収する仕組みで、従来の地熱発電の適地以外でも発電が可能となる。試算では500度Cの熱源へ井戸を掘った場合、5000キロワット以上の電力を15年間調達できる。日本でのポテンシャルは大型発電所77基分に相当する7700万キロワット程度あるという。
研究グループでは地層の中でも温度が高くなると岩石が水あめのように流動的になる「延性帯」という領域に着目。流動しているため、注水しても亀裂による破壊が起きず、熱水が流出しない。このため蒸気の高い回収効率が見込まれる。
火山地帯以外では延性帯にたどり着くまで10キロメートル程度の掘削が必要と見られるが、火山地帯の多い日本なら3キロ―4キロメートル程度の掘削で可能と見られる。
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通常の地熱発電は、日本においては2キロ程度掘っています。
ドイツでは5キロ程度の様子。
この記事で述べている地熱発電技術以外に、温泉発電のような小規模技術も今どんどんと開発されています。
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